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意外に簡単? 自分で桜の開花予想ができる「400℃の法則」

ウェザーニュース / 2019年2月17日 13時0分

ウェザーニュース

まだまだ寒いですが、もう来月は桜の咲く季節です。
気になるのはやはり、今年はいつ開花するのかですよね。今回は自分でもできる開花予想の方法をご紹介します。

桜の開花メカニズム

桜の花芽は、開花前年の夏にはできています。それが秋から冬にかけて、生長しないように休眠状態に入って年を越します。そして充分に低温刺激を受けることで休眠から目覚めます。これを「休眠打破」といいます。

本来の開花予想は、この休眠打破の日を起算日として、温度変換日数を積算し、地点毎に定めた日数に到達した日を開花日と予想します。

誰にでもできる予想の仕方

複雑な手順を取らずとも、「400℃の法則」と呼ばれる手順を使えば、手軽に桜の開花を予想できます(東京の場合)。

【400℃の法則】
2月1日以降の平均気温の合計が400℃を超えると開花する

つまり、2月1日を「休眠打破の日」として開花予想の起算点に設定し、そこから平均気温を日々足し算していくだけで桜の開花予想ができるというもの。

これで実際に予想が当たるのでしょうか。2011年〜2017年までの7年間について、気象庁のデータから東京都における400℃の法則の精度を調べてみました。

このグラフは、2月1日からの日平均気温を足して400℃を超えた日と、実際に開花が宣言された日の間に何日の誤差が生じていたかを、示しています。ぴったり当たっている年はありませんでしたが、毎年最大でも3日しかずれていないというのは、なかなかの精度ではないでしょうか。

今年は春を迎えるにあたって、毎日の平均気温を足して、開花日予想をしてみてはいかがでしょうか。お花見を計画するのにも役立つかもしれません!?

今春の開花予想

全国の主要都市の開花予想

今シーズンのソメイヨシノの開花は、主要都市では東京、福岡、熊本が3月21日頃から開花がスタートし、東日本や西日本では、3月末から4月上旬にかけて満開の桜を楽しめる見通しです。

参考資料など

品川区環境情報活動センター(http://shinagawa-eco.jp/index.php)

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