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鼻づまりに効果てきめん! ツボ5選

ウェザーニュース / 2019年3月12日 8時30分

ウェザーニュース

花粉症シーズン突入で、鼻づまりが気になっている人も多いでしょう。鼻づまりは口呼吸になって集中力が下がり、夜は睡眠不足につながります。源保堂鍼灸院の瀬戸郁保先生に鼻づまりに効くツボを教えてもらいました。

即効性があるツボは?

まず、鼻づまりに即効性があるツボとして、印堂(いんどう)と迎香(げいこう)があります。

「印堂とは眉と眉の間にあるツボです。鼻の通るまでしばらく、少し強めにじわじわと押してあげるといいでしょう。頭の疲れも取れるツボですから、花粉症で集中力が落ちた時にも使え、一石二鳥です。“香りを迎える”という意味で名付けられた迎香もうってつけです。迎香は鼻翼の両脇にあり、ぐーっと強めに10秒くらいを1セットにして、鼻の通りがよくなるまで押してあげるといいでしょう」

免疫のバランスで症状を軽減するツボ

東洋医学では、鼻は呼吸器官である肺と関係すると考えられており、鼻づまり対策に肺に繋がるツボを押すことも多いといいます。

「尺沢(しゃくたく)は肘を曲げてできるシワの内側、腱のすぐ外側にあるツボで、肺や鼻を潤し、鼻の通りが解消される効果が期待できます。免疫のバランスを戻すのに効果があり、この尺沢は押してみると痛みを感じる人が多い部位です。痛気持ちいいくらいに『ぐうっ』と10秒1セットを5回くらい押してみてください。

手の甲、親指と人差し指の骨が交差するところになる合谷(ごうこく)は様々な効果が期待できる万能のツボですが、呼吸器官全体を整える機能も持ちます。ツボ押しも迎香単独でやるよりも、この合谷を併用すると良いでしょう。同じく10秒1セット5回ぐらい、強めに押してあげるといいですね」(瀬戸先生)

組み合わせると効果的なツボ

飲み会で冷たいビールをたくさん飲んだり、アイスクリームを食べた後など、鼻づまりが強くなったりするように、胃腸が弱ると、免疫力のバランスが崩れて花粉症の症状がひどくなってしまいます。

「胃腸を労(いた)わるツボとして代表的なのが足三里(あしさんり)。膝のお皿を同じ側の人差し指と親指で囲み、中指をまっすぐ伸ばしたところにあります。同じく10秒1セットで5回くらい押してあげてください。胃の辺りをカイロで温めておくのも有効です」(瀬戸先生)

ツボは単独でも効きますが、組み合わせて使うとより効果が発揮されると言います。

「印堂や迎香を押しても効果がない場合、呼吸器官全体を整える尺沢や合谷も合せてやると『気』の通りがよくなって鼻づまりが解消されることもあります。直接関係ないと思われそうな足三里を押すのも、身体全体の体力を上げ、他のツボを効きやすくします。

またお灸を使うとその熱がツボの奥に響いて、ツボの力をより一層引き出してくれますのでおすすめです。ただし、印堂や迎香など顔のツボへのお灸の使用は控えてください」(瀬戸先生)

辛い鼻づまりが気になるとき、ツボを押すだけで症状が改善したりするものです。ぜひ自分で押すだけでなく、人と押し合ったりして試してみてください。


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