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花粉が付着しづらい服装選び ウールは綿の約10倍も

ウェザーニュース / 2019年3月9日 12時50分

ウェザーニュース

花粉の季節真っ只中ですが、みなさんは対策をされているでしょうか。

対策の基本は、花粉に接触する機会を減らすこと。マスク着用や空気清浄機など、さまざまな方法がありますが、毎日着る服の素材によっても花粉の影響が変わってくるのです。

春ファッションの花粉対策ポイント

この季節は、とにかく花粉をシャットダウンしたいもの。洗濯物を部屋干しにしたり、窓やドアは閉めておくなど、なるべく花粉を室内に持ち込まないことが重要です。

外出時にはマスクやメガネ、スカーフなどを上手に使って、花粉を防ぎましょう。ちなみに、コンタクトレンズを使用していると、その刺激が花粉によるアレルギー性結膜炎の症状を増幅する可能性があるので、メガネを使用する方がよいとされています。

さらに気をつけたいのが、どんな素材の服を着るのかということ。実は、同じような服装でも、素材によって花粉の付着率が異なるのです。

ウール素材の服は、化繊に比べて花粉の付着率が高いことがわかっています。さらに、同じ素材でも織り方によっても付着しやすさは変わるので、なるべくアウターや帽子はツルツルしたものを選びましょう。

帰宅時には、玄関の外でコートや髪についた花粉を払い落として、できる限り花粉を室内に持ち込まないようにします。帰宅したらすぐに、手洗い、洗顔、うがいを行うのも大切です。

花粉付着抑制素材を選ぶ

さらに、気になる人には、東レ「アンチポラン®」、帝人フロンティア「ポランバリア®」のような花粉付着抑制素材を使った衣類もあります。

「『アンチポラン®』は、花粉の粒径(約30μm)よりも糸と糸の間の隙間が細かく、凹凸の少ない織物に特殊な加工を施すことで、粘着性を低下させています。つまり、花粉が付きにくく、落ちやすい素材です。コートやブルゾン、帽子の素材として使用されています」(スポーツ・衣料資材事業部、太田哲人さん)

この時季、スギ花粉の飛散は続きます。適切な花粉対策で、なるべく悪化させずに過ごしたいですね。


参考資料など

「花粉症環境保健マニュアル2014」(特定非営利活動法人 花粉情報協会ほか編、環境省環境保健部環境安全課)

【取材協力】東レ(http://sportstextiles.toray/anti_pollen/index.html)

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