平成史 用語の変化⑥ 台風予想が大きく進化した平成の30年
ウェザーニュース / 2019年3月24日 11時50分
平成に上陸した台風は合計97個。平成16年には史上最多の年10個が上陸するなど、多くの台風が襲来しました。その台風の予測は、この30年で大きく変わりました。
2019年3月に120時間先の位置と強度の予報が開始
気象庁が発表した120時間先までの台風情報のサンプル
いわゆる「予報円」が誕生したのは平成の前、昭和57年のこと。
平成元年、それまでは24時間先までだった進路予報が倍の48時間先まで発表されるようになりました。さらに平成9年には72時間先の予報も開始されています。
続く、平成13年には48時間先までの強さの予報、平成15年には72時間先の強さの予報が加わりました。3日先の台風の位置と勢力がある程度、わかることで事前の対策が取りやすくなり、被害の軽減につながっていると言えそうです。
そして、平成21年には5日間先の進路予報を開始。平成最後の今年、平成31年3月14日からは5日間先までの強さの予報も加わることになりました。
平成が始まったときはようやく、48時間先の位置がわかる状況だったものが、現在は5日先の位置と強さまでわかるように進化したのです。
台風の上陸を防ぐことは出来ませんが、増えてきた情報を適切に活用し、少しでも被害を減らすよう心がけたいものです。
2019年4月30日で「平成」が終わります。ウェザーニュースでは、平成30年間に起こった気象や災害などを、過去の資料などをもとに連日振り返っていきます。
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