お花見中に天気急変!? "雷"から身を守る方法
ウェザーニュース / 2019年4月1日 15時25分
桜が見頃を迎える頃、実は“春雷”と呼ばれるように、雷が発生しやすい季節でもあります。
お花見をしているときに突然の雷に遭遇した場合、身を守るには正しい行動が取れるかが非常に重要になってきます。いざという時の対策をお伝えします。
雷は高いところに落ちやすい!
落雷による死亡原因の1位は、開けた平地に立っていた場合です。雷はより高いところへ落ちやすいという特徴があります。運動場やゴルフ場などの開けた平地では、周囲で人間が1番高い状態になり、雷が直撃しやすいので、建物内などに避難するようにしましょう。
木の下などでの雨宿りは危険!
雷雨にあったら木の下に避難したくなりますが、木の下も要注意です。開けた平地に次いで死亡原因の第2位が木の下の雨宿りとなっています。周囲よりも高いところにある木は雷が落ちやすく、人間に直撃しなくても木に落雷すると、枝や葉、そして地中の根を通して、感電する危険性が高いのです。
お花見中など屋外で雷雨に遭遇した場合は、鉄筋コンクリート建築、自動車(オープンカーは不可)、バス、列車の内部などの安全な空間に避難しましょう。
周囲に安全な場所がない時は…
また電柱、鉄塔、建築物など(高さ4m以上20mまでの高い物体)のてっぺんを45度以上の角度で見上げる範囲で、その物体から4m以上離れた空間は「保護範囲」と呼ばれ、比較的安全といえます。もし、近くに安全な空間が無い場合は、保護範囲を利用しましょう。
立ち木は側撃を受ける危険性があるので、できるだけ近寄らないようにしたいですが、どうしても周囲に安全な場所がない場合は、保護範囲内でさらに木の幹、枝、葉から最低でも2m以上は離れてください。
ゴロゴロと雷鳴が聞こえ始めたら、雷は15~20km以内まで近づいていると推測されます。15kmから20kmというのは決して安全ではなく、いつでもそばに雷が落ちるおそれがある距離なのです。
各地で桜の見頃を迎えていますが、お花見中でも雷雲の存在をキャッチしたら、早めに安全な建物や車などの中へ避難してください。
参考資料など
日本大気電気学会「雷から命を守るための心得」、気象庁「雷から身を守るには」
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