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青空に架かる虹「環水平アーク」が出現 宮崎

ウェザーニュース / 2019年4月16日 14時30分

ウェザーニュース

今日4月16日(火)の九州では、上空に薄雲が広がる空となっています。宮崎県では真横にのびる虹「環水平アーク」が目撃されました。

この美しく七色に輝く現象は、通常の虹のように雨粒のスクリーンで見えているわけではなく、上空の薄雲を構成する氷の結晶の中を太陽光が通過するときに、光が屈折することで色が分かれて見えています。

今日は沖縄付近に低気圧が接近中で、その北側に広がっている薄い雲が九州に広がっているため、アークが見えやすくなっていました。

今後、この雲は東へ拡大するため、中国四国地方や近畿、東海でも夕方にかけて薄雲が増え、これらの地域でも同様の現象が見られるかもしれません。

「環水平アーク」は特定の季節・時間帯限定

なお、環水平アークが出現する季節や時間帯は限定的です。

太陽が高く昇っている時にしか出現しないため、3月から9月の昼前後が観測しやすい時期となります。太陽の高さが68度くらいの時に、虹色が最も濃くなりやすいといわれています。

時間帯を逃してしまっても諦めてはいけません。環水平アークの仲間は他にもあり、ほぼ真上の空に出現する「環天頂アーク」や、太陽のまわりに出現する「ハロ」なども見られる可能性があります。

ご帰宅の時間帯も、ぜひ空を見上げてみてください。


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