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上からだけじゃなかった! 意外と厄介な紫外線

ウェザーニュース / 2019年4月20日 10時0分

ウェザーニュース

これからは紫外線量が増えてくる時期。
肌が赤くなったりシミができたりと、特に女性にとっては肌の大敵ですよね。
そんな紫外線はさらに厄介な性質を持っていたんです…。

直射光と散乱光

情報元:気象庁

紫外線から身を守る上で知っておかなければならないのが、散乱光の存在です。
実は太陽から降り注ぐ光には、直接光と散乱光の2種類があります。

直接光は読んで字のごとく、太陽から直接地上に届く光。一方、散乱光は太陽の光が空気分子などにあたり、進行方向が変化して地上に届く光です。

日陰に避難したつもりでも…

紫外線は目に見える光よりも散乱しやすい性質を持っています。

晴れた日に地上に届く紫外線量の割合を見ると、直射光が4割なのに対し、散乱光は6割と実に半分以上を占めています。
※目に見える光の場合、散乱光は1~2割程度しかありません。

空気分子などに当たって四方に広がる散乱光の方が多いということは、日陰にいても意外に紫外線を浴びているということになります。

つまり、私たちがすべき紫外線対策というのは、散乱光への対策と言っても過言ではありません。

反射した紫外線にも注意

直射光に加え、散乱光にも注意を払わなければいけない紫外線。しかし、上からだけでなく下からも注意が必要です。

外にいる場合、地面に反射した紫外線も私たちは浴びています。反射率はそれぞれ図の通り。

実は、地面で反射した紫外線の一部は、再び上空に向かい、空気中で散乱されて地面に達します。つまり、反射率が大きい=散乱光が多いということになります。

紫外線対策は万全に

今までは日焼け止めだけだったけど、散乱光なんて厄介なものがあるなら、日傘やサングラスも併用してみようかな…。
水面の反射率が意外に高いから、水辺に行く時はいつもよりちょっと強い日焼け止めを使おう!など、紫外線の性質を知っておくと対策をする上でも役立ってきます。
これからは様々なイベントで外に出ることが多いので、万全な対策をしつつ、楽しんでくださいね。


参考資料など

【参照・参考元】
気象庁「散乱される紫外線」http://www.data.jma.go.jp/gmd/env/uvhp/3-75uvindex_mini.html
気象庁「地表面の反射と紫外線」http://www.data.jma.go.jp/gmd/env/uvhp/3-76uvindex_mini.html

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