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「タケノコ」にはオスとメス!? 美味しいのはどっち

ウェザーニュース / 2019年4月21日 10時30分

ウェザーニュース

タケノコ前線が北上を開始して、スーパーでもよく見かけるようになりました。タケノコは煮物やご飯、炒め物などさまざまな料理に使える旬の食材ですが、オスとメスがある、という説をご存知ですか? 詳しい話を千葉県君津市で観光農園を営む佐野卓男さんに伺いました。

同じ竹でも2種類ある

「『タケノコ』として一般的に食べる孟宗竹(もうそうちく)には、雄雌の違いがあるわけではありません。オス、メスといわれるのは品質の違いからくるもので、私たちはクロコとシロコ(キイコ)と呼んでいます。

クロコは皮の色が黒っぽくて芽の色の緑が濃く、形は縦に長いがっしりしたもので、シロコは皮が赤味がかって芽の色は黄緑色に近く、形はずんぐりしてやさしい感じがします。クロコは色黒でたくましいからオス、シロコは色白でずんぐりしているからメス、というイメージから来ているんでしょうね」(佐野さん)

どっちが美味しい?

色や形は違って見えるクロコとシロコですが、どちらが美味しいのでしょうか?

「その人の好みによると思いますが、シロコのほうが肉質が柔らかで、掘りたては刺身でもいけるほどです。味も豊かで、大ぶりに切って薄味の煮物に向いています。一方、クロコはシャキシャキと歯触りが良く、細切りにしてチンジャオロースや、薄切りにしてタケノコご飯などがオススメです」(佐野さん)

左がシロコ、右がクロコ。クロコは繊維が多い

タケノコの上手な保存法

旬のタケノコ料理は絶品ですが、トップシーズンになるととても大きなサイズが出回るようになります。大きなサイズでなかなか食べきれない場合はどのように保存したらよいでしょうか。

「タケノコ堀りに来たお客さんには、食べきれないタケノコは完全にタケノコが浸る量の水を入れた保存容器に入れて冷蔵庫で保存し、1日1回は水を替えてくださいとアドバイスしています。これで1週間弱は持ちます。また濃い塩水を作ってその中に入れる保存方法もあります。この場合は必ず塩抜きしてから使ってください。ただ、やはり堀りたてが風味もあって柔らかいので、いろいろな料理にして食べてほしいですね」(佐野さん)

旬のタケノコが味わえる今、自分好みのタケノコを見つけて、春の味覚を満喫しましょう。

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