冬服の虫食いを防ぐ秘訣は 大型連休までの"しまい洗い"

ウェザーニュース / 2019年4月27日 10時30分

ウェザーニュース

すっかり暖かくなり、そろそろ冬物をしまう季節ですね。
2019年4月21日〜22日に実施したウェザーニュースの独自調査によると、衣替えを完了しているのはわずか13%に留まり、全国の約87%の方はこれから冬服をしまうということが分かりました。(参加:9098人)

お気に入りの洋服をしまう際に気になるのが、虫食いではないでしょうか。今回は、ライオン株式会社「お洗濯マイスター」大貫和泉さんに、衣類の虫食いについて詳しく伺いました。

しまい洗いはGW終了までに

画像:ライオン

衣類を食べる害虫は、ヒメカツオブシムシ、ヒメマルカツオブシムシ、イガ、コイガなどです。これらの害虫が衣類を食べるのは、「幼虫」の時期のみです。「さなぎ」や「成虫」の時期は、衣類を食べることはありませんが、「成虫」の産卵期になるとせっかくお洗濯した衣類を干している間に、卵を産み落とす危険があります。
図に示した、ヒメカツオブシムシと同様、多くの害虫は5月のゴールデンウィーク明けには「成虫」になるので、冬物衣類のしまい洗いは「成虫」が産み落とした卵ごと収納してしまわないように、遅くとも「5月ゴールデンウィークが終わる」までには行うことをおすすめします。

「食べこぼし」で被害拡大

繊維の種類と虫害の被害との関係
画像:ライオン

こちらの写真は、ウール、シルク、レーヨン、麻の混紡の布上にヒメカツオブシムシの幼虫を入れ、1か月後に虫食いが発生するかどうかを調べた結果です。布に汚れが付着していない場合も、ウール、シルクに穴が開いていました。これは、動物繊維であるウールやシルクに含まれるたんぱく質が害虫の栄養源になるためです。

しかし、「食べこぼし」の汚れが残っているとウールやシルクだけではなく、レーヨンにも大きな穴が開いてしまい、虫食いの被害が拡大してしまいました。食べこぼしだけではなく、皮脂や汗などの汚れがついたまま収納すると、虫食いの被害にあう可能性があります。そのため、しっかりとした対策が必要です。

しっかり洗ってしっかり乾燥

何度も着た衣類はもちろん、1度しか着ていない衣類でもしまい洗いは必要です。また、食べこぼしや汗などの汚れがついている場合も、しっかり汚れを落としておきましょう。

また、害虫は湿気を好むので、湿度の低い晴れの日に、しっかり乾かしてから収納します。また、部屋干しの場合は、湿気の多いお風呂場ではなく、なるべく風の通る部屋に、しっかり乾くまで干してから収納するようにしましょう。


次の冬までに衣類を虫に食われないためには、”ゴールデンウィーク”までに”しまい洗い”を済ませておくのが重要なポイントとなりそうです。


参考資料など

アクロン https://acron.lion.co.jp/
ライオン(株)生活情報サイト(リディア)https://lidea.today/articles/650

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