週刊地震情報 2019.05.26 関東で去年7月以来の震度5弱発生
ウェザーニュース / 2019年5月26日 11時26分
日本域の最近一週間の地震回数は先週とほぼ同水準。震度3以上の地震は4回発生しています。(5月20~25日の集計)
国内:千葉県で震度5弱、関東では去年7月以来の観測
25日(土)に千葉県南部で発生した地震発生時の震度
25日(土)15時20分頃、千葉県南部を震源とするM5.1の地震が発生しました。震源の深さは約38km、地震のメカニズムは西北西-東南東方向に引張る力がかかったことによる正断層型と見られています。
この地震で千葉県長南町で震度5弱を観測しました。関東地方で震度5弱以上の強い揺れを観測するのは、去年7月7日に千葉東方沖で発生したM6.0の地震以来です。
フィリピン海プレートがユーラシアプレートの下に潜り込むエリアで、去年の夏前は「スロースリップ」と呼ばれるプレート境界付近のゆっくりとした動きにより地震が多発した地域の近くです。
ただ、震源の深さが今回の地震の方が深いなどの違いがあるため、直接の関連性は薄いと考えられます。
千葉市にウェザーニュースが独自に設置する地震計、Yureステーションによる観測の結果、今回の地震は横揺れが大きいという特徴が見られています。気象庁のメカニズム解析結果の、プレート内部が破壊されたことによる地震と調和的です。
世界:M7以上の発生はなし
世界のM4.5以上の地震
この期間、アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上は3回発生しています。
19日(日)はニューカレドニア付近でM6.3、M6.2の地震が相次ぎました。震源が20kmと浅かったものの、地震の規模がそれほど大きくなかったため津波は発生せず、目立った被害に関しては報告されていません。
ニューカレドニア付近は太平洋プレートとオーストラリアプレートが複雑に関係しあっており、南ニューヘブリディーズ海溝付近で度々大きな地震が発生、去年12月にはM7.5の規模の地震が発生しています。
参考資料など
※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。
この記事に関連するニュース
-
週刊地震情報 2024.9.15 種子島の沖でM5.8 プレート境界より深い震源
ウェザーニュース / 2024年9月15日 10時30分
-
週刊地震情報 2024.9.8 霧島山直下の地震で震度2 日向灘の地震以降、活動が活発
ウェザーニュース / 2024年9月8日 10時45分
-
東海道南方沖で深発地震 震度分布に“異常震域”の特徴
ウェザーニュース / 2024年9月7日 22時50分
-
週刊地震情報 2024.9.1 真夜中に関東広域で揺れ 神奈川県東部震源で最大震度3
ウェザーニュース / 2024年9月1日 10時30分
-
週刊地震情報 2024.8.25 茨城県北部の地震で震度5弱 国内で震度5弱以上は8月3回目
ウェザーニュース / 2024年8月25日 10時16分
ランキング
-
1好みの女子大生を尾行、袋かぶせ首絞める 39歳会社員逮捕
産経ニュース / 2024年9月21日 10時33分
-
2石川などで4800戸停電、ライフラインに大きな影響…林官房長官「災害応急対策に全力」
読売新聞 / 2024年9月21日 15時4分
-
3西、東日本は猛暑収まるも蒸し暑い 北日本は肌寒い一日
ウェザーニュース / 2024年9月21日 7時10分
-
4石川県輪島市・珠洲市・能登町に大雨特別警報…「数十年に一度の重大な災害の危険」直ちに身の安全確保を
読売新聞 / 2024年9月21日 11時6分
-
5「我慢の限界」高台寺岡林院、マナー悪化に注意喚起 客連れカメラマンが強行撮影...欄干壊れる被害も
J-CASTニュース / 2024年9月21日 7時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください