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富士山に笠雲 天気悪化のサイン

ウェザーニュース / 2019年5月28日 7時10分

ウェザーニュース

静岡県御殿場市より(28日6時30分頃撮影)

今日28日(火)は、各地で雲が広がっているところが多くなっています。

そんな中、富士山山頂には山笠のような雲の帽子「笠雲」が出現していました。

山梨県富士河口湖町より(28日5時30分過ぎ撮影)

今朝見られた笠雲は、早い時間はくっきりと見られたものの、だんだんと上空を流れる雲と見分けがつきにくくなってきています。

なぜ山の上から動かないのか

笠雲が出来るときは、

・上空に湿った空気が存在
・上空の風が強い

という特徴があります。

上空の風が山にぶつかると、風は強制的に上昇させられます。上昇すると空気が膨張して冷やされ、ある程度湿っている場合には雲ができます。一方、山の風下側では風は下降し、空気は圧縮されてあたためられ、再び雲が消えます。これが笠雲の正体です。

この現象が連続して起こっているため、山頂付近で雲が止まって見えるのです。

今日の笠雲は天気下り坂のサイン

今朝の富士山付近では西よりの風が強く吹いていました。また、太平洋から湿った空気が流れ込んでいて、富士山に笠雲が出現したようです。

今日は西から前線が接近中で、天気が下り坂。富士山周辺にも雨雲が迫ってきています。午後には雨が降り出し、夜には雨が強まる予想です。

参考資料など

写真:ウェザーリポート by 仕事人さん(静岡県御殿場市)、けんさん(山梨県富士河口湖町)

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