カビ発生の鍵は「水」!? 浴室のカビ対策の落とし穴

ウェザーニュース / 2019年6月12日 6時15分

ウェザーニュース

梅雨に気になることといえばカビ。

ウェザーニュースが「家庭内でカビが気になる場所は?」と独自調査を実施したところ、「浴室」と答えた人は80%で、2位の「キッチン」(8%)以下を大きく引き離していました。

浴室といえば湿度が高い場所。カビ対策に換気扇を回すなどして湿度を下げる人が多いと思いますが、それだけでカビの発生を防ぐことはできないのです。実はカビの発生にはポイントとなる要因があったのです。

カビや微生物の試験・検査をしている衛生微生物研究センターは「水の存在がカビ発生の鍵となる」と言います。

カビの発生には一定量の水が必要!?

「カビが浴室のどこに生えているかを思い出してください。カビはさまざまな場所に発生しますが、とくに壁や床のすき間を埋めるシリコーン部分、ドアのパッキン部分、排水溝、窓の周辺、浴槽のふた、天井などにみられます。これらの共通点は、水が溜まりやすい場所ということになります」(衛生微生物研究センター)

同センターでは、カビの発生に水が深く関わっているかを検証する実験を行っています。

実験後のクロカビ。大きな水滴内で菌糸の伸長がみられる(提供/衛生微生物研究センター)

「クロカビの胞子を水に均一に混ぜて、プラスチック板に噴霧し、気温25℃、湿度97%の条件で1ヵ月間観察したところ、比較的大きな水滴内でのみ菌糸の伸長がみられました。このことからクロカビが発生するには、湿度の高さだけでなく一定量の水が存在することが大きな要素となることが分かりました」(同)

カビの生える場所をなくすのがポイント

壁や床の隅、タイルの目地など溜まった水がカビ発生の直接の原因になっているのです。

「換気扇を回すことで浴室の湿度は下がりますが、溜まった水はすぐには乾きません。そこにカビ対策の落とし穴があったのです。結論を言いますと、浴室内の溜まった水を拭き取って、カビの生える場所をなくせばいいのです」(同)

目からウロコの答えは、浴室内の水気を取り除く、だったのです。これからは浴室を使ったあとは、とくに水が溜まりやすい場所だけでも、しっかり水気を拭き取っておけばカビの発生を防ぐのに効果的です。これに換気扇をプラスすれば梅雨のカビ対策は申し分なしです。

もちろん、浴室以外にも洗面所、キッチンなども使ったあとは水気を拭き取れば、カビ防止につながります。

参考資料など

取材協力:衛生微生物研究センター

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