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臭う?痩せる?デトックス?汗に関する3つの誤解

ウェザーニュース / 2019年7月8日 5時55分

ウェザーニュース

蒸し暑い時季になり、汗が気になる人も増えているのではないでしょうか。多くの人が持っている汗に対するイメージには、勘違いがあることを知っていましたか?

汗に関する3つの誤解

1.汗は臭い

臭いが心配で、汗をかくことを怖れてはいないでしょうか。

汗の原料となるのは血漿(けっしょう)です。血漿は血液から血球を除いたもので、体にとって必要なナトリウムやカリウムなどのミネラルや、臭いのもととなるアンモニア、乳酸なども含まれますが、汗を作る汗腺では、これらをろ過してできる限り血液に戻します。そのため、本来汗には臭いのもととなる成分がほとんど含まれていないので、かいたときはほぼ無臭なのです。

ただし、汗をかいたまま放っておくと、皮膚の常在菌が繁殖して臭いが発生することがあります。

また、現代人は汗腺の機能が落ち、汗腺で血漿成分の再吸収がうまくできない人も多いのです。そういう人は濃い汗をかくため、雑菌が繁殖しやすくて、臭うことがあるのです。病気や無理なダイエットなどで、汗の臭いが強くなることもあります。

2.汗をかくと痩せる

たっぷり汗をかいた後、減量できた達成感にひたることはありませんか。汗をかくと一時的に体重は減りますが、体の水分が出ただけなので、水分補給をすれば戻ってしまいます。つまり「汗をかく」=「痩せた」というわけではありません。

しかし、汗をかくと代謝がよくなり、自律神経・免疫・ホルモン系などの機能も高まります。代謝の改善によって、脂肪が燃焼しやすくなり、間接的にダイエット効果が高まることはあります。

3.汗で毒素が排出される

よく汗をかくと、デトックスになっていると思ってはいませんか。

毒素には体内で代謝により出る老廃物と、体外から入ってきた有害金属などがあります。体内由来の毒素の排出は主に腎臓が担い、体外由来の有害金属の排出も便が約75%、尿が約20%で、汗は約3%程度のため、汗の中には毒素はほとんど含まれていないのです。

ただし、汗をかくことで腎臓を流れる血液量が増え、毒素の排出量も増えます。また、肝臓の解毒力も上がります。つまり、汗は毒素をほとんど排出しませんが、汗をかくことで間接的にデトックスにつながっているといえるでしょう。

いい汗を上手にかくことが大事

汗にあまりいいイメージを持っていないという方も多いと思いますが、上手に汗をかくことができれば、体にさまざまな効果をもたらします。

「汗をかくことは、体温調節、ひいては体の器官が適切に働くために欠かせないものです。有酸素運動やお風呂での汗腺トレーニングなどで日常的にいい汗をたくさんかいて、暑い夏を乗り切りましょう」と、汗の専門家である五味クリニック院長の五味常明先生はアドバイスします。

お風呂での手足高温浴や半身浴、さらに岩盤浴やホットヨガなどは、汗腺トレーニングとして効果的だといいます。いい汗をかいて、夏を健康的に過ごしたいものです。

参考資料など

取材協力:五味クリニック院長・五味常明先生

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