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宮城県上空に“アーチ雲” 関東北部・東北南部は激しい雷雨や突風に警戒

ウェザーニュース / 2019年7月29日 14時33分

ウェザーニュース

宮城県岩沼市で見られた“アーチ雲”(29日13時過ぎに撮影)

今日29日(月)昼過ぎ、宮城県内で不気味な雲の目撃が相次ぎました。
今日の宮城県南部は大気の状態が不安定になり、昼前後から発達した積乱雲が通過。「アーチ雲」と呼ばれ、積乱雲に付随して発生する危険な雲です。

ひょう・竜巻・突風をもたらす危険な「アーチ雲」

発達した積乱雲の下で形成された冷たく重い空気が、その周囲にある暖かく軽い空気の下へ潜り込むことで、「ガストフロント」という小規模な寒冷前線が形成されることがあります。

そのガストフロントにより発生する雲が、アーチ状に形成されることから「アーチ雲」と呼ばれます。アーチ雲が出現するような積乱雲は極めて発達していて、激しい雨や雷雨、竜巻、降雹(ひょう)などの危険性が高くなります。

宮城・福島・栃木は激しい雷雨や突風などに警戒

宮城県蔵王町で13時10分までの20分間に26mmの非常に激しい雨が降るなど、荒れた天気になっています。

このあと夕方にかけて、宮城県や福島県、栃木県では大気の状態が非常に不安定となるため、積乱雲が発達しやすい状況が続きます。
アーチ雲のような雲が見えてきた場合は、丈夫な建物の中に避難するなどの安全策をとるようにしてください。

参考資料など

写真:ウェザーリポート by 京浜太郎さん

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