夏の革靴は汗と暑さで高温多湿 少しでも和らげる方法とは

ウェザーニュース / 2019年8月7日 11時15分

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夏の暑い時期は、朝の時点ですでに30℃近くまで上がる日もあり、朝の通勤だけでも汗だくになってしまいますよね。

服装は薄手の素材に変えている方も多いと思いますが、靴はどうしていますか?

気づきにくいかもしれませんが、実は靴の中は熱を受けやすく、沢山の汗をかいているんです。

10時間で牛乳瓶ほどの汗

足の甲の部分は、直接外気に触れていて日射も受けるため、外気温が高くて日差しが強く当たるほど熱くなります。

一方、靴底部分は外の気温にはそれほど左右されません。

ただ、気温や日差しによって地面が高温になると、その熱が足の裏にまで伝わってくることがあります。夏は地面温度が50℃を超えることもあって逆に熱を受け取る場所になってしまうのです。

また、足の裏はそもそも体の中でも特に汗をかきやすい部分です。
外気温による汗の増減が少ないため、夏でも冬でも約10時間靴を履いていると、両足で約200ミリリットルもの汗が出るといわれています。200ミリリットルといえば、給食で出ていたような牛乳瓶と同量です。

このように、靴の中が高温多湿な環境になることで、水虫などになってしまうリスクが高くなると言えそうです。

では、どのような靴を履けば夏の靴の中の気候は改善されるのでしょうか。

天然皮革は湿気がこもらず

もちろん、サンダルなど通気性のよいデザインを履くことができればよいですが、スーツを着て仕事をされる方などは、夏でも一日中革靴を履いていることが多いと思います。

革靴の場合、靴の中を快適にするには合成皮革よりも天然皮革のほうが向いています。
これは、天然皮革のほうが湿気を吸う性質や逃がす性質に優れているためです。

色やかかとの高さもポイント

また、晴れている日の外出する場合、靴は薄い色のものを履いた方が、日射による温度の上昇を抑えることができるのです。

見た目にも白っぽい色のほうが涼しそうに思え、実際にも日射を受けているときには、白い革靴のほうが黒い革靴よりも革の温度で8℃以上も涼しいといわれています。

さらに少しでもかかとの高い靴を選べば、地面から受け取る熱を減らすこともできます。女性の場合は、色やかかとの高さに気をつけて選んでもよさそうですね。


職場のルール上、特に男性はなかなか自由にデザインを選びづらいかもしれません。その中でも、少しでも足元を快適にすべく、可能な範囲で工夫してみてはいかがでしょうか。

参考資料など

・微気象の探求 (大後美保 日本放送出版協会)
・生活科学のすすめ (佐藤方彦 井上書院)
・気象新聞7
・靴の衛生学的検討第1報 (三ツ井紀子 日本繊維製品消費科学会)

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