台風10号 すでに波高く、今後の影響に注意
ウェザーニュース / 2019年8月12日 7時30分
大型の台風10号は12日(月)6時現在、父島の西南西を北西に時速15kmで進んでいます。
▼台風10号 8月12日(月)6時
存在地域 父島の西南西約480km
大きさ階級 大型
強さ階級 //
移動 北西 15 km/h
中心気圧 965 hPa
最大風速 30 m/s
最大瞬間風速 45 m/s
西日本中心に風雨が長時間続く所も
12日(月)6時現在は強い勢力ではなくなっていますが、海面水温の高い領域を進むため再び発達し、強い勢力で15日(木)には西日本に接近、上陸するおそれがあります。その後もあまり速度を上げずに日本海に進むと予想され、西日本を中心に風雨の強い状態が長時間続く所がありそうです。
特に南東からの湿った風が吹き付けて台風の接近前から雨が強まり紀伊半島や四国、九州の太平洋側は総雨量が500mmを超えるような大雨となるおそれがあり、土砂災害や河川の増水、氾濫に警戒が必要です。
台風の接近、上陸とUターンラッシュのピークが重なることで、西日本を中心とした各交通機関に大きな影響の出ることが懸念されます。最新の情報を確認しつつ、可能な場合は予定の変更等を検討する必要がありそうです。
海のレジャーは台風接近前から注意
波高の予想
東日本や西日本の太平洋ではすでにうねりを伴って波が高くなっていて、太平洋沿岸は波やうねりの高い状況が続きます。
お盆で海に出かける方も多いかと思いますが、海上で普段より波が高くなるだけでなく、数十分に一度程度の頻度で非常に大きな波が押し寄せて、砂浜や岩場などにいても波にさらわれるおそれがあります。
海のレジャーは現地での指示に従い、安全が確保されていないエリアで海に入るのは避けてください。
台風の名前
台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風10号のクローサ(Krosa)は、カンボジアが提案した名称で「鶴」のことです。
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