運転中のゲリラ豪雨 5つの正しい対処法とは

ウェザーニュース / 2019年8月21日 15時45分

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突発的な激しい雨や雷雨の「ゲリラ豪雨シーズン」が続き、9月にかけて突然のゲリラ豪雨に遭遇する機会が増えそうです。

そのとき、クルマを運転していたら…。大きな災害や事故に見舞われないために、運転の注意点を国土交通省の道路防災対策室などへの取材からまとめました。

【ゲリラ豪雨】運転時の注意事項

(1)止めやすい場所に一時停止
1時間に50mm以上の“滝のような”大雨に対しては、ワイパーをハイスピードにしても対向車や通行人が見えにくい状況になります。とにかく車を止め、豪雨が過ぎるのを待つことが最善策です。

(2)ゆっくり走行
車を止められないときは、ライトを点灯しスピードは控えめに、できるだけ車間をあけて走行しましょう。大雨のとき高速走行すると、路面とタイヤの間に水の膜ができるハイドロプレーニング現象が起きて、ハンドルやブレーキが効かなくなることもあります。

また、降雨時はセンターラインや横断歩道のペイント部などが滑りやすくなるので、要注意。ゆっくり走行が鉄則で、急ブレーキ・急ハンドルは禁物です。

(3)高架下やアンダーパス、川沿いを避ける
ゲリラ豪雨時には道路の冠水が想定されます。高架下やアンダーパスなどの低くなっている場所は冠水しやすくなり、川沿いの道路も急な増水が予想されるので、通行を避けましょう。

JAFの「冠水走行テスト」で、集中豪雨などでアンダーパスが冠水した場合を想定して実験を行っています。

乗用車(セダン)が30cmの水深を時速30kmで走ったところ、走りきることはできましたが、巻き上げる水の量が多くなり、エンジンルームに多量の水が入ったことが分かりました。また水深60cmを時速10kmで走った場合は、31m地点でエンジンが停止しました。

車からでは冠水路の水深も状態も分かりません。冠水路には安易に侵入せずに迂回することを考えましょう。

(4)トンネルの出口付近では突風に注意する
積乱雲によって発生するゲリラ豪雨は、強風や竜巻を伴うことがあるので、トンネルの出口では減速し、風でハンドルをとられないように注意しましょう。

(5)最新の気象情報を入手する
Webサイトやアプリ、ラジオなどで、最新の気象情報を入手して状況を確認しましょう。

ゲリラ豪雨を察知することが大切

国土交通省はゲリラ豪雨の対応策として、3年前から新しい通行規制基準を試行しています。一般国道18路線24区間において、そのエリアの時間雨量と累計雨量の基準値を超えた場合、災害が起きる前に通行規制を行います。

同省道路防災対策室では、「近年、突然の局地的・集中的な大雨による災害が増えており、土砂流出などが想定される道路では事前に通行止めになることもあります。ゲリラ豪雨が多発する時季は、天気予報や道路交通情報などによる情報収集をお願いします」と呼びかけています。

急速に積乱雲が発達する、辺りが暗くなる、雷鳴が聞こえる、冷たい風が吹く、雨の近づく匂いがする…これらの天気変化は、ゲリラ豪雨の前触れです。

五感を働かせて、ゲリラ豪雨を察知することも大切です。また、雨雲の接近を知らせるWebサイトやアプリを活用し、事前にゲリラ豪雨に備えましょう。

参考資料など

資料提供:JAF
取材:国土交通省 道路局 国道・防災課 道路防災対策室

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