記録的短時間大雨情報 長崎県平戸市付近で1時間に約110mmの猛烈な雨

ウェザーニュース

今日27日(火)は、北上した秋雨前線の活動が活発になっており、九州北部を中心に断続的に激しい雨が降っています。
対馬などに猛烈な雨を降らせた非常に発達した雨雲が、長崎県本土の北部にかかってきました。

10時30分までの1時間に平戸市付近で約110mmの雨が解析され、気象庁は記録的短時間大雨情報を発表しました。

佐世保市でも1時間に110mmを超える猛烈な雨を観測

また、11時20分までの1時間に、佐世保市(宇久地域を除く)付近で約110mmの雨が解析され、気象庁は11時28分に記録的短時間大雨情報を発表しました。

長崎県が設置した雨量計では、11時20分までの1時間に佐世保市江迎町で115mm、佐世保市小佐々町で108mmの猛烈な雨を観測しています。
（11時35分追記更新）

土砂災害などに厳重警戒を

このあとも秋雨前線が停滞するため、九州北部では今夜から明日28日(水)にかけて断続的に猛烈な雨の降るおそれがあります。

道路冠水や河川の氾濫・増水、土砂災害などに厳重な警戒が必要です。自治体から発表される避難情報も確認するようにしてください。

記録的短時間大雨情報とは？

気象庁が数年に一度程度しか発生しないような短時間の大雨を、観測・解析をしたときに発表するものです。
その基準は、1時間雨量歴代1位または2位の記録を参考に、概ね府県予報区ごとに決められています。

この情報が発表された地域の周辺では、災害の発生につながるような猛烈な雨が降っていることを意味しています。
地元自治体の発表する避難に関する情報に留意し、早めの避難を心がけてください。