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台風17号 特徴は大型で広い強風域 広範囲・長期間の風雨に注意

ウェザーニュース / 2019年9月21日 14時30分

ウェザーニュース

大型で強い台風17号は、沖縄本島の西海上を北上中です。特に台風の東側で風雨が強まり、沖縄本島地方慶良間諸島の渡嘉敷島では47.7m/sの最大瞬間風速を観測しました。

台風17号の特徴は「大型」であることです。先日千葉など関東に大きな被害をもたらした台風15号のようにコンパクトな台風とは、影響期間や範囲などが大きく異なります。

台風の大きさの定義

台風の大きさの定義

台風の大きさは、(階級なし)、大型、超大型、の3種類に分けられます。

これらは、風速15m/s以上の「強風域」の半径によって分類され、強風域の半径が500km以上800km未満だと「大型」、半径が800km以上だと「超大型」と分類されます。

21日(土)正午現在、台風17号の強風域の半径は650kmとなっています。昨日の時点ではさらに大きく、半径725kmとなっていました。

先日、千葉県に上陸した台風15号は、強風域が最も大きな時でも半径275kmだったため、17号の直径はその3倍近くの大きさということになります。

大型台風 広範囲・長期間の風雨に注意

台風17号の予想進路

強風域が広いということは、台風の影響範囲が広いということになります。台風の中心から遠く離れていても、強い風や雨に注意を要します。

また、進路に近い所では強風域に入る期間が長期間に及ぶため、強い風や雨が長時間続くということにも注意しなければなりません。

沖縄では、午後は台風の中心が遠ざかるものの、少なくとも今日21日(土)いっぱいは風雨の強い状況が続きます。

また、今後台風は日本海へ進むものの、九州や四国、本州の太平洋側でも雨や風の強まる所があり、台風15号による被害が続いている千葉県内でも、23日(月)には平均で10m/s程度の強風が予想されます。

ほかにも、強風により果樹から実が落ちる、収穫前の稲が倒されるなどの影響が出ることも懸念されます。

台風15号のように狭い範囲で甚大な被害が出るのではなく、広域で様々な被害が生じるおそれがありますので、進路から離れていても油断をせず、最新の情報をご確認ください。

参考資料など

衛星画像 NICT-情報通信研究機構

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