★10月の天体イベント★ 月のイベントや流星群など盛り沢山!
ウェザーニュース / 2019年10月5日 17時15分
気温がだんだんと落ち着き始め、天体観測には絶好の季節がやってきました。
そして、夜の時間が長く、煌々と輝く星空を愛でる星が見られる時期に入りつつあります。
10月の天体イベントは、「月」に関わる天体イベントや流星群など盛り沢山です。
月と土星が接近
5日(土)18時22分頃 南の空(東京)
5日(土)の夕方から宵、南から南西の空で上弦の月と土星が接近して見えます。
土星は20時頃にはすでに南西に低くなるため、天体望遠鏡で観察する場合は早い時間のうちに眺めてみてください。
次回の接近は11月2日(土)です。
オリオン座流星群が見頃
22日(火) 2時頃 南東の空(東京)
21日(月)深夜から22日(火)未明にかけて、オリオン座流星群の活動が極大となります。予測極大時刻は22日(火)朝8時と日の出後なので、22日(火)の未明から明け方にかけてが見ごろとなります。
アストロアーツ社によると、空の条件の良いところでは1時間あたり5~10個程度、空が明るいところや視界が開けていないところでは数個ほど見えると予想されます。この時期になると、夜の気温も低くなるため、観測するなら防寒の準備を万全に。
月から離れた方向を中心に広く空を見渡すのがおすすめです。ピークがなだらかな流星群なので、月明かりの影響が小さくなる極大日以降も要注目です。
月と木星が接近
31日(木)17時48分頃 南西の空(東京)
31日(木)の夕方、南西の低空で細い月と木星が接近して見えます。
木星は夜20時ごろには沈んでしまうので、天体望遠鏡での観察にはあまり適しません。肉眼や双眼鏡で接近の様子を眺めたり写真に撮ったりしてみてください。
左上にやや離れたところには土星も見え、2日後には月と土星が大接近します。
次回の月と木星の接近は11月28日(木)です。
10月の満月はハンターズムーン
今月の満月は14日(月)6時8分頃に満月を迎えます。
アメリカの先住民は季節を把握するために、各月に見られる満月に名前をつけていました。10月は、狩猟を始める頃にちなんで、この時期に見える満月をハンターズムーン(狩猟月)と呼んでいたとか。同じまるい月でも、季節感が感じられますね。
参考資料など
『天文年鑑(2019)』誠文堂新光社
『月刊星ナビ』アストロアーツ
国立天文台「ほしぞら情報」https://www.nao.ac.jp/astro/sky/
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