来春の花粉、今年の半分以下の地域も 今夏の天候不良で
ウェザーニュース / 2019年10月1日 16時0分
ウェザーニューズ花粉飛散傾向【2019.10.01発表】
昨シーズンの飛散量と2019年夏の気象状況から、2020年シーズンの全国花粉飛散傾向を発表します。事前対策にお役立てください。
来春の花粉飛散量の傾向
全国平均で平年比85%予想
平年比
2020年のスギ・ヒノキの花粉飛散量は、東北日本海側を中心に平年を上回る地域があるものの、全国的に平年を下回る予想です。全国平均では平年の85%程度になるとみています。
2019年比
また、2019年の花粉飛散量と比べても、北海道と東北北部、東北南部日本海側を除いたほとんどの地域で少なくなる予想で、2019年の半分以下の飛散量になる地域もあります。
ただ、総飛散量が少なくても、一時的、局地的に大量の花粉が飛散することがあるため、油断せずにシーズン前からしっかりと対策を行ってください。
飛散量の決め手は
“夏の天候”と“表年/裏年の傾向”
長かった梅雨と8月後半の天候不良
雄花は夏に作られ、晴れて暑い夏になるほど多くなる傾向があります。
2019年7月は梅雨前線が本州の南岸に停滞し、各地で梅雨明けが平年よりも遅くなりました。
また、8月は前半に晴れて厳しい暑さになった一方で、後半は前線や台風の影響で西日本を中心に曇りや雨の日が多くなりました。
その結果、夏の日照時間は西・東日本を中心に平年を下回り、雄花の生長にはやや不向きであったと考えられます。
前線の影響を受けにくかった北日本では、東北日本海側を中心によく晴れて暑くなり、雄花の生長に適した天候条件となりました。
中部以西では花粉の飛散量が少ない“裏年”に
花粉の飛散量は隔年で増減し、例えば、花粉が減少する“裏年”の翌年は、飛散量が増加する“表年”となる傾向があります。ただし、夏の天候の影響で“表年”“裏年”の区別が不明確になる年もあります。
2019年は、中部以西のエリアで花粉が多く飛散しました。これらのエリアではその反動で2020年の飛散量は前年より少なくなると予想しています。
※飛散量:花粉観測機「ポールンロボ」が観測した花粉の都道府県別の平均を示す
※北海道はシラカバ花粉の飛散量。沖縄県は目立った花粉の飛散がないため除く
ウェザーニュースでは、ウェザーニュース会員の皆さんとスギの雄花調査を実施。頂いた報告をもとに12月頃に改めて第2回飛散予想を発表する予定です。
この記事に関連するニュース
-
【1か月予報】北日本は9月下旬に急に秋めく 東~西日本は高温傾向が続く
日テレNEWS NNN / 2024年9月13日 4時42分
-
気象庁1か月予報 この先も厳しい残暑が続く 台風の進路にも注意
ウェザーニュース / 2024年9月5日 15時15分
-
紅葉見頃予想2024 北海道大雪山は9月中旬、京都は11月下旬から見頃へ
ウェザーニュース / 2024年9月5日 12時16分
-
週間天気 週明けにかけて前線通過 日本の南で新たな台風発生に注意
ウェザーニュース / 2024年9月4日 15時1分
-
週間天気 晴れる日多く厳しい残暑 日本の南の海上は対流活動が活発
ウェザーニュース / 2024年9月4日 6時0分
ランキング
-
1「党執行部の追加対応指示は異常性感じている」高市氏の印刷物郵送問題を受けて地元秘書が会見
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年9月18日 18時26分
-
2【斎藤知事】あす不信任案提出 一方で議員からは「百条委が終わっていないのに…」「選挙の費用的にはかなり厳しい」という本音も
MBSニュース / 2024年9月18日 18時0分
-
3「証拠隠滅の恐れもあった」事故から2年以上経って逮捕 専門家“珍しいケース” 知床観光船事故
STVニュース北海道 / 2024年9月18日 21時1分
-
4女性職員の事務服「まだ着用?」「廃止すべき」の声も 鹿児島市が出した答えは…
MBC南日本放送 / 2024年9月18日 19時12分
-
5東京都が「カスハラ」防止条例案を都議会に提出 成立すれば全国初 小池知事「東京が先頭に立って切り拓く」
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年9月18日 13時43分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください