「肺」が弱まる秋に知っておきたい 咳を楽にするツボは

ウェザーニュース / 2019年10月7日 5時0分

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暑さも落ち着き、次第に過ごしやすくなってきました。「この時期の体調管理をおろそかにすると、冬にかけて風邪にかかりやすくなります」と源保堂鍼灸院の瀬戸郁保先生は言います。夏の疲れを癒し、冬に備えるためにオススメのツボを教えてもらいました。

秋に気をつけなくてはいけないこととは?

東洋医学では秋は「容平」、つまり安定した季節と言われますが、何に気を付けるべきなのでしょう。

「徐々に乾燥してくる季節のため肺が弱まりやすく、喉の免疫力をしっかり高めることが大切になってきます。また、今のうちに夏の疲れをとり体調を立て直すことで、冬のさらなる乾燥による風邪や冷え性、あかぎれなどを軽減することができます。

そのため秋には肺と大腸を労わりましょう。肺が弱ると喉の痛みや咳などの呼吸器系の不調が、大腸が弱ると便秘などの不調が出てきます」(瀬戸先生)

肺と大腸を労わるツボ4選

これから紹介するツボ押しは「ゆっくり5秒数えて押し、それを3~5回続けるのがオススメ」と瀬戸先生は言います。1日何回やってもいいですが、あまり強く押しすぎると筋肉を傷めることがあるので、痛くならないよう、優しくじわっと押すのがポイントです。

咳を楽にするツボ(1):中府(ちゅうふ)

「鎖骨外端の下から指2本分下がった部分にあり、肺を元気にし、呼吸を楽にしてくれるツボです。スマホやPC作業のやりすぎで前屈みになり、肺の容積が小さくなっている人が多くいます。中府のツボを使って肩前面を緩めると、姿勢を正し、酸素を取り込みやすくなります。筋肉が薄い部位なので強く押しすぎないように気を付けてください」(瀬戸先生)

咳を楽にするツボ(2):尺沢(しゃくたく)

「尺沢は肺に関するツボの中でも水分に関係しており、気管や喉、皮膚などの乾燥が気になったときにオススメで、咳止めの効果があります。肘の内側のシワの上、親指側の、かたい腱の外側にあるくぼみなので、見つけやすいでしょう」(瀬戸先生)

便秘や喉の乾燥に効くツボ:合谷(ごうこく)

万能なツボとしてとても有名な合谷も、秋にオススメです。

「主に大腸を整えるツボで、大腸の乾燥で便秘になったときによく効きます。肺にも関係するので、喉の調子を整えることもできて、押すと気持ちいいのでリラックス効果もあります。親指と人差し指の付け根にあり、見つけやすいツボなので、ツボ押し初心者の人も試してみてください」(瀬戸先生)

免疫力向上や喉の乾燥に効くツボ:天牖(てんゆう)

窓を意味する「牖」の字を持つ天牖は喉のあたりの風通しを良くしてくるそうです。

「リンパに関係するとされる天牖は、喉の乾燥対策に加えて、免疫力を高め、肺を元気にして病気を予防してくれる効果があります。ツボの場所は、首を支える大きな筋肉(胸鎖乳突筋)を下からたどっていって突き当たるくぼみにあります。あまり強く押しすぎないように気を付けてください」(瀬戸先生)


心地よい季節ですが、肺や大腸の養生を心がけていくことで、より快適な秋を過ごせそうですね。

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