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台風接近で発症する「台風頭痛」 1分間で和らげる方法とは

ウェザーニュース / 2019年10月9日 11時16分

ウェザーニュース

9日(水)9時現在、大型で猛烈な台風19号が、日本に向かって北上中です。

台風が近づくと、頭が重くなる、ズキンズキンと痛み出す、頭が締め付けられるように痛むといった症状は「台風頭痛」かもしれません。その対策を紹介します。

急速に下がる気圧が頭痛をもたらす

ウェザーニュース気象病顧問アドバイザーで愛知医科大学客員教授・中部大学教授の医師、佐藤純先生に取材すると、以下のようなことを教えて頂きました。
「2019年9月7~8日に関東地方を襲った台風15号は上陸時の中心気圧が960hPa(ヘクトパスカル)でしたから、一気に40hPa前後も気圧が下がったことになります。気圧が急速に下がったことで頭痛を訴える人が少なくありませんでした。私はこれを“台風頭痛”と呼んでいます」(佐藤先生)

台風の接近前の対策で頭痛を軽減するには?

台風が近づくと頭痛を発症することがわかっていれば、前もって対策をしておきたいものです。

「台風頭痛の対策はいくつかあり、いずれも接近する前に行えば頭痛をやわらげることができます。もっとも手軽にできるのが、佐藤先生が考案した「耳を温めるマッサージ」と「くるくる耳マッサージ」です(イラスト参照)。

「気圧センサーがある耳を指で刺激したり、ホットタオルやペットボトルで耳を温めることで、耳の血流をよくして乱れた自律神経を整える効果があります。台風頭痛が深刻なら次に紹介するような複数の対策を併用してもかまいません」(佐藤先生)

まず、耳栓を使う方法です。

「耳栓のなかでも、天気の崩れにともなう気圧変化に対応できる耳栓なら、耳の奥の気圧センサーを保護できます。周囲の音も聞こえるので、耳栓をしたまま台風をやり過ごせます」(佐藤先生)

酔い止め薬を服用して台風頭痛を軽減する方法もあります。

「酔い止め薬は内耳の前庭に働きますが、前庭は気圧センサーも兼ねているので、台風頭痛を予防できる場合があります。合わせて、めまいや頭痛に効く漢方の五苓散(ごれいさん)も、同じような効果が期待できます」(佐藤先生)

台風が近づくと頭痛を発症する人は、軽減する対策を覚えておいてください。

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