台風19号 関東・東海は厳重警戒 暴風や大雨がもたらす被害とは

ウェザーニュース

三連休初日となる明日12日(土)、台風19号が関東や東海に接近・上陸する予想です。

数日前から各メディアで大きく取り上げられているため、すでに対策を取られている方も多いかもしれませんが、暴風や大雨で実際にはどのような災害を想定しなくてはならないのか。

過去の台風 (2018年に大阪に大きな被害をもたらした台風21号や、今年千葉に被害をもたらした台風15号を含む) の接近時に、ウェザーニュース会員から得られた報告と、気象観測機の風速・雨量データの相関関係を分析した結果を元に算出した予測から解説していきます。

暴風で停電リスクが高まる

暴風による影響の目安

11日(金)15時時点で非常に強い勢力の台風19号は、勢力をあまり落とさず接近するため、上陸時の最大瞬間風速は50m/sを超える猛烈な暴風のおそれがあります。
特に、台風の東側にあたる関東南部や静岡では記録的な暴風なるため、停電や飛来物でガラスが割れるおそれが高く、最大限の警戒が必要です。

猛烈な雨で道路冠水のリスク高まる

大雨による影響の目安

秋雨前線や台風本体の雨雲の影響で、東日本から東北地方の広い範囲で大雨となるおそれがあります。
東日本や東北太平洋側を中心に50mm/h以上の雨が予想され、台風本体の雨雲が通過する際は100mm/h前後の猛烈な雨も予想されます。
大規模な道路冠水のリスクもあるため、車を含む外出は大変危険です。