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雨あがりの朝 群馬県に白虹が現れる

ウェザーニュース / 2019年11月19日 8時0分

ウェザーニュース

群馬県桐生市より(19日7時半頃過ぎ撮影)

昨夜の強い雨が止んで、関東各地は19日(火)朝になり急速に天気が回復しています。

霧が発生した群馬県桐生市には七色ではなく白く弧を描く虹が出現しました。これは、『白虹(しろにじ)』もしくは『霧虹(きりにじ)』と呼ばれる現象です。

白虹は霧解消で晴れるサイン

通常の虹は太陽の光が雨に反射する際、雨粒がプリズムの役割を果たして太陽光が分光されるため、七色に見えます。

一方、白虹は太陽の光が霧に反射して見られます。霧の粒は雨粒より細かいため、プリズムのように分光されず、全ての波長(色)の光が同じように散乱されます。このため白く見えるのです。

前線に向かって非常に暖かく湿った空気が流れ込んだため雨が止んだ後も空気中の水蒸気の量が多く、霧が発生。その霧が晴れつつあるタイミングで日が差し込んだために、白虹が現れたと考えられます。

朝に見られる七色の虹は雨のサインとも言いますが、今回見られた白い虹の場合は霧が解消に向かい晴れるサインとなります。

参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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