日本海側で見られる“時雨虹” 晩秋~初冬の風物詩
ウェザーニュース / 2019年11月20日 9時10分
福井県坂井市より(11月20日撮影)
秋の終わりになってくると日本付近は冬型の気圧配置となる日が出てきます。そうなると東北や北陸、近畿北部では雨が降ったり日差しが出たりと変わりやすい天気になり、虹が出やすくなるのです。
晩秋~初冬は日本海側で虹の季節
雨雪レーダー(ブルーが雨、ピンクが雪)
虹というと、夏の夕立の前後に見られるという印象があるかもしれませんが、実は日本海側では今の時期が一番虹がよく見られる季節になります。
この時期は冬型の気圧配置になると、日本海側には雨雲や雪雲が流れ込みやすくなります。日本海から流れ込む雲は、ひとつひとつが小さな雲で、それが細かく散らばっています。そのため、雨や雪が降っているすぐそばで日が差すことが多く、よく虹が見られるのです。
また、真冬になると雨ではなく雪になるので、太陽の光を反射する雨粒がなくなってしまい、虹がほとんど見られないのですが、この時期はまだ気温が下がりきらずに雨になることが多いので、虹が見られる機会が多くなります。
参考資料など
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
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