スギ花粉の飛散開始は2月初め 関東が一番乗りの予想

ウェザーニュース / 2019年12月5日 12時13分

ウェザーニュース

ウェザーニュース花粉飛散傾向【2019.12.05発表】

これからの冬から春にかけての気温傾向に加えて、全国のウェザーニュース会員から寄せられたスギ花粉の雄花の状況を分析。その結果を踏まえ、2020年シーズンの第2回花粉飛散傾向を発表します。事前対策にお役立てください。

■ ポイント ■

・花粉シーズン開始は2月初め
・西・東のスギ花粉ピークは2月下旬〜3月中旬
・全国的に少なめ、2019年の半分以下の地域も
・台風による影響は限定的の見込み

花粉飛散開始は2月初め、関東が飛散開始一番乗りに

スギの雄花は、冬の寒さを経験することで休眠から目覚め(休眠打破)、寒さがピークを過ぎて暖かくなると、花粉を飛ばし始めます。このため、冬の適度な寒さと春の気温の上昇が、飛散開始のタイミングを左右します。

花粉の飛散開始時期に影響する2019年12月〜2020年2月の気温は、平年並か平年より高くな る予想です。全国的に暖冬傾向ではあるものの、断続的な寒気の流れ込みに伴って休眠打破が起こり、2020年シーズンのスギ・ヒノキ花粉の飛散開始時期は平年並かやや早くなるとみています。

2月初めには関東を中心に飛散が始まり、2月中旬には近畿や東海など西・東日本の広範囲で、2月下旬には北陸や東北南部、3月上旬には東北北部でも飛散が始まる予想です。

なお、飛散開始時期は1月下旬以降の寒さが緩むタイミングに大きく左右されるため、随時最新の情報をご確認ください。

西・東のスギ花粉ピークは2月下旬〜3月中旬

スギ花粉の飛散ピークは、西・東日本の広範囲で2月下旬〜3月中旬、東北では3月上旬〜4月中旬の予想です。3月が終わりに近づくとスギ花粉のピークは越え、代わって西日本からヒノキ花粉が増えていきます。

ヒノキ花粉の飛散ピークは、太平洋側のエリアでは概ね3月下旬〜4月中旬、日本海側のエリアでは4月上旬〜中旬となる予想です。

また、シラカバ花粉が飛散する北海道では、道南・道央はゴールデンウィーク前後、道北・道東は5月中旬に飛散ピークを迎える予想です。

全国的に少なめ、2019年の半分以下の地域も

2020年のスギ・ヒノキ花粉シーズンの花粉飛散量は、東北日本海側を中心に平年を上回る地域があるものの、全国的には平年を下回る予想です。全国平均では平年の85%程度になるとみています。

また、2019年と比べても、花粉の飛散量は北海道と東北北部、東北南部日本海側を除いたほとんどの地域で少なくなる予想で、2019年の半分以下になる地域もあります。ただ、総飛散量が少なくても、一時的、局地的に大量の花粉が飛散することがあるため、油断せずにシーズン前からしっかりと対策を行ってください。

台風による影響は限定的の見込み

ウェザーニュースでは2019年の夏の天候、年ごとの飛散量傾向、雄花調査の結果などを検証して、2020年春の花粉飛散量を予想しています。(調査:2019年11月8日〜15日、558件)

一般会員からの雄花リポートを集計した結果、雄花が「例年/昨年より少ない」という報告数が、「例年/昨年より多い」という報告数を上回りました。また、関東地方の会員からは、台風によるスギの倒木や塩害によって枯れたスギの報告が寄せられました。ただ、倒木や塩害による影響は限定的で、飛散量を大きく変化させる水準ではないとみています。

参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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