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九州の西海上に並ぶ雲の渦巻き カルマン渦が出現

ウェザーニュース / 2019年12月12日 11時55分

ウェザーニュース

今日12日(木)、ひまわり8号から送られてくる衛星画像を見ると、九州の西の東シナ海にいくつもの雲の渦巻きがあります。これは「カルマン渦」と呼ばれるものです。

山がある島の風下にできる渦を巻いた状態の雲で、日本の周辺では、韓国のチェジュ島や鹿児島県の屋久島、北海道の利尻島周辺で見られます。

カルマン渦の発生の仕組み・条件

風の流れを上から見ると…

上空の低いところを流れる風(→)が、山頂を越えず山にぶつかり、後ろに回り込みます。山のすぐ後ろは風の流れがほとんどなく、両脇から回り込んだ風が巻き込むように山の後ろ側に入り込むため、淀むように雲の渦ができるのです。

風の流れを横から見ると…

周辺の風向きがある程度揃っていて、西高東低の冬型の気圧配置の時など、海水温と空気の温度差によって雲が発生する時などに見られます。

参考資料など

気象衛星可視画像:NICT-情報通信研究機構

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