インフルエンザやノロウイルスを”腹巻”で防ぐ
ウェザーニュース / 2020年1月9日 5時45分
インフルエンザやノロウイルスなどの予防策として、”腹巻”が注目されていることをご存知ですか?
免疫細胞の60%以上が腸に
「腸には、免疫の働きを担う細胞や、侵入者の細菌・ウイルスと直接戦うタンパク質(免疫グロブリンなど)が体全体の60%以上存在しています。そのため腸管免疫力と呼ばれて注目されているのです。しかし、腸内の温度が36℃を下回ると免疫細胞などの働きが低下して、感染症にかかりやすくなってしまいます」と語るのは、草間かほるクリニック(東京都港区)の草間香院長です。
腸が冷えているかどうかを簡単に調べるには、朝の起床時にワキの下に手を入れ、その手でお腹に触れてみて、ワキの下より冷たければ腸が冷えている可能性があるそうです。
感染するか否かは免疫力の差
「冷えた腸を手っ取り早く温めてくれるのが温かい飲み物と腹巻です。腸を温めると腸管免疫力がアップして感染症にかかりにくくなります。冬はインフルエンザ患者に接する機会が増えますが、同じ環境でもインフルエンザに感染する人と感染しない人がいるのは、免疫力の差によります」(草間院長)
インフルエンザと並んで冬に流行するのがノロウイルスです。ウイルスが付着した食べ物から感染する“食中毒タイプ”と、空中にまき散らされたウイルスを吸って感染する“空気感染タイプ”がありますが、どちらも免疫力が高ければ感染しにくくなると言います。
腹巻はクセになる?
「腹巻はクセになるからと言って敬遠する人がいます。使い始めると、腹巻を取ったときに腹痛や下痢などお腹を壊す人がいるのは確かです。それだけ腹巻の効果があるわけで、腸管免疫力が確実にアップする証拠とも言えます」(草間院長)
最近の腹巻は、薄手の吸湿発熱繊維を使ったものもあります。腹巻をつけていてもお腹まわりを気にせずすむので、1年中つけることができます。色やデザインも豊富で、中には見えても構わない腹巻もあるほどです。
毎年のようにインフルエンザに感染する、一度ならず、二度、三度とノロウイルスにかかったという人は、今シーズンこそ腹巻で自衛してみてはいかがでしょうか。
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