今夜、関東で激しい雨 土砂災害や冠水・浸水に警戒を

ウェザーニュース

今日1月28日(火)夜から明日29日(水)の朝にかけて、関東から東北南部にかけての太平洋側では大気の状態が不安定となり、激しい雨の降るおそれがあります。

特に千葉県や茨城県、伊豆諸島では、雷や強風を伴った大雨に警戒してください。

落雷や突風、土砂災害発生のおそれも

発雷確率

関東地方では日中、冷たい雨が降り続いていましたが、このあとは暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が不安定になります。

今夜遅くになると関東南部に活発な雨雲がかかる予想で、局地的に1時間に50mmを超える激しい雨が降り、1月としては記録的な大雨となるおそれがあります。また福島県の浜通りでも、明日の午前中に激しい雨が降る可能性があります。


また、活発の雨雲の通過時は、落雷や突風などの激しい現象が伴うおそれもあります。夜間の外出はなるべく避けて、安全な屋内でお過ごしください。

低気圧の発達に伴い、風も強く吹く予想です。明日の朝は気象情報だけでなく、運行情報等にも留意してください。

昨秋の大雨と近い状況　安全な場所で休息を

昨秋の大雨による冠水

千葉県や福島県では、昨年10月に台風21号からの湿った空気の影響で大気の状態が不安定となって大雨が降り、川の氾濫や土砂災害、道路の冠水など大きな被害が出ました。今回、季節は違うものの似たような雨雲発達のパターンとなるおそれがあります。

台風15号や19号、上記の大雨などの被災地では、完全な復旧がまだ済んでいない所も多くあります。今夜は雨漏りや土砂崩れなどの可能性があるため、屋内のなるべく安全な場所で過ごすようにしてください。

参考資料など

写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）