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東京や大阪など広範囲で虹色の環「ハロ」が出現

ウェザーニュース / 2020年2月19日 15時25分

ウェザーニュース

冬型の気圧配置が弱まって、今日19日(水)の西日本、東日本は穏やかに晴れています。上空の高い所に薄い雲が広がって、太陽の周りを取り囲む光の環「ハロ」が各地で見られました。

ハロは薄い雲を構成する氷の粒が、太陽の光を屈折させることで現れる、光学現象のひとつです。低気圧や前線の接近に伴う薄雲ではないため、天気が下り坂に向かうことはありません。

今日はハロのほかにも、比較的はっきりと虹色が見える、タンジェントアークも見られました。今日いっぱいはこうした薄雲の広がりやすい状況が続くため、様々な光学現象が見られるかもしれません。

雨の前触れを示す雲や現象

天気が下り坂になる時に見える雲

低気圧の接近前には、その距離によって見られる空模様に特徴的な変化がみられることがあります。空高く薄い雲から始まり、だんだんと雲が低く厚くなってきます。

ハロはこの途中で見られることが多く、上空の薄い雲が出ているときに見られることがあります。その後、ハロが見えなくなり縞模様の雲や低い雲が増えてくると、低気圧や前線が近づいているとみることが出来ます。

今日は本州の南側を東に進む低気圧が関東に接近しているため、薄雲が広がりハロが見えたみられます。

参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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