記録的な暖冬 身近な生活に“良い影響”が33%
ウェザーニュース / 2020年3月2日 17時20分
この冬は記録的な暖冬となり、スキー場の雪不足など悪影響がニュースなどでは取り沙汰されることが多くありました。
ただ、実際の身近な生活にはどう影響していたのでしょうか。
ウェザーニュースでは、2月26、27日に「暖冬による身近な生活への影響」について調査を実施。
全国6612人の回答を集計した結果、全体の56%は特に影響なし、33%は良い影響、12%は悪い影響があったと回答していることが分かりました。
身近な生活においては、どちらかと言えば「良い影響」の方が目立っていたようです。
具体的な内容としては、「暖房費が抑えられた」「風邪を引かなった」など、寒さが緩んでいたことによる良かった点が挙げられています。
特に北日本日本海側で顕著
都道府県別に見てみると、東北日本海側や北陸を中心とした雪国で「良い影響」と回答した人の割合が多いことが分かりました。
■良い影響が出た割合が多かったトップ5
1位 秋田 63%
2位 新潟 55%
3位 石川 55%
4位 山形 54%
5位 富山 53%
これらの地域の方の声を見てみると、「除雪作業が必要なかった」「雪道にならず行動しやすい」など、雪が少なかった事による良かった点が多く見られました。
雪不足でスキーなどの観光・レジャーには大きなダメージとなったり長期的な視点では懸念される部分もありますが、毎日の暮らしという観点では前向きにとらえている方が多いようです。
3月も高温傾向が続く
3月も寒気は南下しにくく、暖かい空気が流れ込みやすい見込みで、1か月の平均気温は全国各地で平年よりも高い予想です。
気象庁は西日本や東日本、北日本に高温に関する早期天候情報を発表しました。3月前半は特に気温が平年を大幅に上回る見込みです。
引き続き、長期的な気温傾向に注目していく必要があるかもしれません。
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