春の美肌の決め手は“血管力”!? セルフチェックと改善法
ウェザーニュース / 2020年4月17日 5時40分
春なのに、肌の状態があまり良くなくて気持ちがすっきりしないという人が少なくないようです。「冬に比べて湿度は上がっていますが、春には他にも肌の状態を悪化させる原因がたくさんあるのです」と、野村皮膚科医院(横浜市神奈川区)院長の野村有子先生はいいます。手軽に取り組める、美肌の秘訣を伺いました。
春は肌の状態がゆらぎがち
「春は冬に比べたら暖かいとはいえ、まだ朝晩など冷えることが多いです。空気は乾燥したり湿気を帯びたりと不安定で、さらに風が強いと肌が乾燥しがちです。そこへ、花粉や黄砂などの刺激も加わり、肌の状態がゆらぎがちなのです」と、野村先生は説明します。
さらに今年はマスク着用や感染症対策へのストレスなども影響し、肌荒れやにきびに悩む人が多いといいます。
美肌をつくるのは“血管力”
春のゆらぎ肌を改善するために、注目したいのが“血管力”だそうです。
「血液は、全身を巡って皮膚を含めた全身の細胞に酸素や栄養を運び、老廃物を回収する役割を果たしています。また、寒ければ血管が収縮して身体に熱をため、暑ければ逆に拡張することで熱を皮膚から逃がし、体温調節も行っています。つまり、きれいな肌を作ったり体の恒常性を保つために、ひそかに働いているのが“血管力”なのです」(野村先生)
「手足の冷えを感じる」「シミが気になる」「肌がくすむ」「肌の乾燥が気になる」「何となく疲れやすい」といった症状が気になる人は、“血管力”が下がっている可能性があると野村先生は注意を促します。
「血流は体温調節の役割も果たしていますが、冷え性というのはそれがうまくいっていない1つのサイン。末梢の血管の血流が低下して冷えているということです。血流が悪くなると新陳代謝が乱れ、乾燥やくすみなどのトラブルの原因になったり、体の抵抗力や免疫力も下がってきます。
新陳代謝を促し、血流を改善して体が温まれば、全身の状態が改善し、免疫力を上げることにもつながります」(野村先生)
“血管力”を上げるには
野村先生が“血管力”を上げるためにおすすめするのが、手足のマッサージです。
「寝る前などに、ビタミンE入りのクリームをたっぷりつけて、手足をマッサージします。手足、つまり体の末端をマッサージすることで、全身の血流が改善する効果が望めます。手足の冷えで寝つきが悪いタイプの人には、特におすすめです。
クリームが寝ている間に浸透することで、マッサージする手足の肌を潤す効果があるのはもちろんですが、血流が改善して新陳代謝が促され、肌のくすみや荒れが回復する効果が期待できます。ポイントは、継続して行うこと。また、“血管力”を下げるストレスを解消したり、根菜や香味野菜など体を温める食材を取り入れるなど食事も大切です」(野村先生)
春の肌荒れに悩む人は、“血管力”をアップしてみてはいかがでしょうか。
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