最近の線香花火は昔より短命、東西でも違う!?
ウェザーニュース / 2020年5月28日 8時50分
最近の線香花火は、火の玉が落ちやすく感じませんか?実は勘違いではないんです。
迫力満点の打ち上げ花火とはまた違った魅力を持つ「線香花火」に注目していきます。
より儚い光に…
「誰が一番長くもつか」と、線香花火で競争をした方は多いのではないでしょうか?
ただ、最近の線香花火はほとんどが海外からの輸入もの。安価な代わりに火の玉が落ちやすいんです。
線香花火の製作所は、今では国内に3軒しか残っていないそう。
東西で異なる線香花火
線香花火は「スボ手牡丹(ぼたん)」と「長手牡丹(ながてぼたん)」があります。
【西】スボ手牡丹
300年変わらない線香花火の原型で、ワラの先に火薬をつけたのが始まり。
米作りが盛んな関西地方にはワラが豊富にあったため、関西を中心に親しまれてきました。
火をつけて、斜め上に向けて楽しみます。
【東】長手牡丹
関東を中心に親しまれてきた花火。
関東地方では米作りより紙すきが盛んだったため、ワラの代用品として紙で火薬を包んで作られました。
火をつけて、斜め下に向けて楽しみます。
線香花火の一生
【蕾】点火から次第に大きくなっていく火の玉。花を咲かせる前に見立てて「蕾」と呼ばれます。
【牡丹】パチパチと力強い火花が、一つずつはじけ始めます。
【松葉】「牡丹」から勢いを増し、次々に火花が散る段階。まるで「松葉」のように沢山の火花が四方八方に広がります。
【散り菊】勢いのあった火花が、一本、まだ一本と落ちていきます。火の玉がだんだんと色を変え、光を失い、線香花火はその一生を終えます。
繊細さや儚さがきわ立つ中、表情豊かなところも魅力の一つと言えそうです。
この夏は花火大会が減少…お家であなたも線香花火の光で粋な時間を楽しみませんか?
参考資料など
・月刊SORA2015年7月号 https://weathernews.jp/soramagazine/201507/10/
・筒井時正玩具花火製造所HP http://tsutsuitokimasa.jp/
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