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4月の空気、キレイ度が低下中 要因のひとつに黄砂

ウェザーニュース / 2020年5月1日 17時30分

ウェザーニュース

今年の3月は、前年と比べて空気がキレイで青空も鮮やかだったことがわかりました。そこで、4月はどうだったのか調べてみました。

4月の空気、3月よりもキレイ度が低下

CII:値が高いほど空気がきれいなことを表す

黄砂やPM2.5などの大気汚染物質の監視や予測を行っている、ウェザーニュース予報センターの解析によると、大気汚染物質の少なさを表す指数(CII:Clear aIr Index)は、2020年4月は0.79でした。

2020年3月は0.81でしたので、0.02ポイント下回り、キレイ度が低下する結果となりました。

(CIIは、オゾンやPM2.5などの大気汚染物質の少なさを表す指数で、NICT-情報通信研究機構による計算式をもとにウェザーニュースが独自で算出しています。値が高いほど空気がきれいなことを表しています。)

日ごとにキレイ度が低下中

赤印のタイミングは黄砂による可能性が高い

日ごとの変化をみると、中国大陸からの越境汚染の低下からか、2020年3月の値は2019年3月を上回る日が続き、空気がキレイな日が多いのがわかります。

その後、4月に入ると、前年を下回る日も出てきています。

また、全体的に右肩下がりの値となり、日ごとにキレイ度が低下しています。

春〜初夏は空気が汚れやすい季節

日本海にぼんやり広がる黄砂(4月29日の衛星画像)

空気のキレイ度低下の要因のひとつとして、「黄砂」や「光化学スモッグ」が挙げられます。

4月は何度か黄砂が飛来し、少し空が霞むことがありました。4日(土)から5日(日)にかけては福岡、26日(日)は広島や高松で観測されています。

また、紫外線が強く気温が高い時に発生する光化学スモッグは、4月から10月にかけて発生し、特に5月から8月が多いとされ、これからの時期注意が必要です。


ウェザーニュースは、今後も黄砂や空気のキレイ度(CII)の観測など、大気環境の監視にも注力し、継続的に情報提供してまいります。

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