「蚊柱」が目や口に入ったことがある人は3割超 回避する方法は?

ウェザーニュース / 2020年5月9日 5時0分

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過ごしやすい陽気になってきましたが、暖かくなって困るのが“虫”問題です。

あなたは「蚊柱」にまとわりつかれたことがありますか? 「蚊柱(かばしら)」といっても、吸血しないユスリカという羽虫ですが、頭の上に数多くがまとわりついて、運が悪いと目や口に飛び込んでくるのです。

ウェザーニュースは会員を対象に、「これまでに道で『小さな虫の大群』が飛んでいるのを見たことがありますか?」というアンケート調査を行いました(4月24〜25日実施、9571人回答)。

「見たことある」が45%と最も多く、「見たことがない」は8%という結果なので、「蚊柱」は多くの人に知られているようです。

また、34%が「目や口に入った」経験があることが分かりました。アンケート回答者のコメントからは、「田んぼ道を自転車で走っている時に口に入った」「ランニング中に大群に突っ込んだ」と虫の大群に異常接近する人も多く、特に10代だけに絞ると、45%が「目や口に入った」と回答しました。若い人ほど「蚊柱」にまとわりつかれるようですね。

オスがつくる「蚊柱」はメスを誘う

アース製薬のホームページ「アース害虫駆除なんでも事典」によると、ユスリカは繁殖期になると数十~数百匹のオスが集まって「蚊柱」をつくり、羽音を鳴らすことで単独行動をとるメスを呼び寄せると言います。そして飛び込んできたメスはオスと交尾し、水に産卵します。

ユスリカは吸血しませんが、工場の異物混入の原因になったり、洗濯物について潰されると汚れたり、死骸を吸入するとアレルゲンとなって喘息などアレルギーを引き起こす迷惑な虫なのです。

3~5月に大量発生、成虫の寿命は超短命

ユスリカの幼虫は「赤虫」と呼ばれ釣りの餌になったりしますが、3~5月に羽化して成虫になるので、ちょうど今の時期に「蚊柱」が見られます。

人の頭にまとわりついてくるユスリカの成虫ですが、その寿命は1日から長くても数日です。口や消化器が退化しているため栄養を摂ることができず、長く生きることができないのです。

周りより高いところに「蚊柱」をつくる習性

カーブミラーもユスリカ対策に?

ところで、なぜユスリカは人の頭の頭にまとわりついて「蚊柱」をつくるのでしょうか。それはユスリカが、人の頭に限らず、道路標識やカーブミラーなど周りより高いところにあるものの上に「蚊柱」をつくる習性があるからだと言われています。そのため「頭虫」とも呼ばれています。

「蚊柱」は追い払っても容易に逃れられませんが、このユスリカの習性を利用して、歩いているそばにカーブミラーや道路標識などがあったら、すかさず頭を低くして移動してみましょう。確実にとは言いきれませんが、「蚊柱」はカーブミラーなどにとどまり、逃れることができるそうです。

池のある公園や川などに行く場合は、ユスリカに遭遇する可能性が高いです。ユスリカの習性を知って、うまく対処できるといいですね。

参考資料など

「ユスリカの世界」(培風館)、アース製薬「アース害虫駆除なんでも事典」(https://www.earth.jp/gaichu/discovery/yusurika.html)

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