台風1号は弱まりながら北上 週明けは九州で再び大雨に警戒

ウェザーニュース

16日(土)15時現在、台風1号（ヴォンフォン）は南シナ海を北上しています。今後は更に勢力を落とし、18日(月)にかけて熱帯低気圧に変わりながら先島諸島に近づく見込みです。

▼台風1号　5月16日(土)15時
　存在地域　　　南シナ海
　大きさ階級　　／／
　強さ階級　　　／／
　移動　　　　　北　25 km/h
　中心気圧　　　1000 hPa
　最大風速　　　18 m/s (中心付近)
　最大瞬間風速　25 m/s

湿った空気が流れ込み九州は再び大雨に警戒

週明けの18日(月)は熱帯低気圧周辺の湿った空気と、中国大陸から流れ込む湿った空気が九州付近で合流し、雨雲が非常に発達する見込みです。再び1時間に50mmを超えるような非常に激しい雨に見舞われるおそれがあります。

九州南部では昨日から今日にかけて200～300mmの雨が降りました。地盤の緩んでいる所に強い雨が降ることで、土砂災害の危険性が増します。河川の増水や氾濫にも警戒が必要です。

発達した雨雲は19日(火)にかけて東海や関東など東日本の太平洋側にも広がります。こちらも沿岸部を中心に強い雨に要注意です。

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風1号の名前「ヴォンフォン（黄蜂／Vongfong）」はマカオが提案した名称で、「すずめ蜂」を意味します。