九州で1時間50mmの非常に激しい雨 今日は昼過ぎまで厳重警戒
ウェザーニュース / 2020年6月11日 10時20分
今日11日(木)は梅雨前線が北上し、活動が活発になっています。昼過ぎにかけては九州で特に警戒が必要です。
梅雨前線に湿った空気が流れ込むことで、活発な雨雲の列が形成され、九州を次々と通過しています。10時20分までの1時間に鹿児島県さつま町・紫尾山で50.0mmの非常に激しい雨を観測、福岡県大牟田では28.5mmを観測しました。
少なくとも昼過ぎにかけては、活発な雨雲の列が維持され、1時間に50~80mmの非常に激しい雨が断続的に降る見込みです。大規模な道路冠水や中小河川の急な増水、氾濫、土砂災害などのおそれがあります。
午後は近畿や東海、北陸も強雨に
午後は雨の地域が東に拡大し、近畿から東海、北陸でも雨の強まる所があります。梅雨前線が一旦、南に下がる今夜遅くにかけて、局地的な激しい雨に警戒してください。
まだ日差しが届いている関東も雨が降りやすくなり、北部を中心に雨が強まる見込みです。
週末は再び梅雨前線が北上
明日12日(金)は前線活動が小康状態となりますが、その後は再び北上し、週末は雨が強まります。14日(日)夜にかけての総雨量は、九州の東シナ海側や四国、紀伊半島、北陸から東海の山沿いなど、西よりの風が山にぶつかる地域で多く、200~300mmに達する見込みです。
局地的にはそれ以上の雨量になるおそれがあり、土砂災害の危険性が高まります。最新の情報を確認の上、避難の必要がある場合は、感染症対策なども出来る限り行うようにしてください。
参考資料など
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
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