猛烈な雨で鹿児島市に避難勧告 線状降水帯が形成のおそれ

ウェザーニュース

梅雨前線の影響で鹿児島県を中心に九州で猛烈な雨が降っています。鹿児島市には避難勧告が発令されました。

前線の南側に流れ込む湿った空気が狭い範囲に集中することで雨雲が発達し、線状降水帯が形成されるおそれが出てきました。すでに鹿児島県内では局地的に猛烈な雨が降り、日置市・東市来で1時間に98.5mm、薩摩川内市・八重山で94.5mmの観測史上1位となる雨を観測しています。

鹿児島県内の広い範囲と宮崎県、熊本県の一部には土砂災害警戒情報が発表され、鹿児島市は21時30分に市内約3万世帯を対象とした避難勧告を発令しました。

明日4日(土)昼頃まで警戒

九州の雨は日付が変わって4日(土)の午前中にかけて断続的に続く見込みです。多い所ではすでに降り始めからの雨の量が300mm近くに達しています。

土砂災害に加えて、河川の増水や氾濫、低地の浸水などの危険性が高まります。夜間となり、移動が危険な場合もありますので、最大限の安全を確保し、夜を過ごすようにしてください。