岐阜県木曽川水系・飛騨川が氾濫 浸水に警戒

ウェザーニュース

岐阜県内は昨日から局地的に雨が強まっており、今日8日(水)朝になって激しい雨の範囲が拡大しています。

増水していた木曽川水系・飛騨川が下呂市萩原町中呂(左岸)付近において氾濫しました。

大規模な浸水に厳重警戒

飛騨川は岐阜県内を北から南に流れ、木曽川に合流する川です。下呂市・萩原で24時間雨量が400mm近くに達するなど大雨が続いていた影響で、水位の高い状況が続いていました。

今朝は活発な雨雲の東進に伴い、岐阜県内の広い範囲で激しい雨となり、氾濫が発生したと見られます。

氾濫が発生した岐阜県下呂市中呂周辺では、大規模な浸水が発生し拡大するおそれがあります。直ちに市町村からの避難情報を確認するとともに、各自安全確保を図るなど、身を守るための適切な防災行動をとってください。

この先数日は土砂災害の発生にも警戒

土砂災害危険度　8日(水)7時現在

これらの流域では数時間ほど激しい雨が続く見込みです。大雨のピークが過ぎたあとも、河川の水位は数時間から数日程度は高い状況が続くことが予想されます。雨のピークを越えてから新たな氾濫が発生することもあります。増水した河川や浸水している場所には決して近づかないでください。

また、これまでに降った大雨により地盤が緩んで、土砂災害の発生する危険性が非常に高くなっています。崖や川の近くなど土砂災害の発生するおそれのある地区にお住まいの方は油断をせず、引き続き身の安全を最優先にして行動してください。