梅雨の晴れ間に浮かぶ吊るし雲 福島県内で現る

ウェザーニュース

梅雨前線や低気圧の影響で、午前中は激しい雨が降った福島県では午後になって天気が回復しました。梅雨の晴れ間に浮かんでいたのは、UFOのようにも見える不思議な雲です。

郡山市や福島市などで見られたこの雲は「吊るし雲」です。福島県の上空は3000m付近で20m/s前後の強い西風が吹いています。この強い風によって、吊るし雲が出現したと見られます。

吊るし雲とは？

吊るし雲は高い山の風下に現れる雲で、上空の風に乗って流れる普通の雲と違い、出現すると場所がほとんど動かず、「吊されて」いるように見えるので「吊るし雲」と呼ばれています。
・「上空の風が強い」
・「湿った空気が存在する」
という状況の時に発生しやすく、天気が崩れる前に現れることが多くあります。

明日は再び梅雨前線が北上するため、梅雨空が戻ってくる見込みです。

参考資料など

写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）