「令和2年7月豪雨」 来週後半にようやく峠を越える兆し
ウェザーニュース / 2020年7月11日 18時10分
1週間以上に渡って続いている「令和2年7月豪雨」。週明けも雨の強まる所があって、油断の出来ない状況が続きます。ただ、来週後半になるとようやく峠を越える兆しが見えてくる見込みです。
週明けは低気圧通過で局地的に激しい雨
明日12日(日)に一旦、小康状態となる九州などの雨は、週明けの13日(月)から再び強まるおそれがあります。13日(月)~14日(火)にかけて梅雨前線は日本海まで北上し、前線上を低気圧が進む見込みです。
低気圧の周辺には暖かく湿った空気が強く流入するため雨雲が発達しやすくなります。比較的短い時間ながらも、局地的に激しい雨の降る所があるため、新たな災害の発生に警戒が必要です。
低気圧の通過後、梅雨前線は南海上に
15日(水)頃からは梅雨前線がしばらく本州の南の海上に停滞します。西日本、東日本で梅雨空が続くものの、日本上空まで湿った空気が流入しにくくなるため、雨が強まるエリアは限定的となる予想です。
一連の大雨から比較すると激しい雨の範囲は規模は縮小し、峠を越える気配が見えてきます。まだ、前線の位置の予想に変化があり、完全に安心とは言えませんが、「令和2年7月豪雨」の出口は少しずつ近づいています。
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