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阿蘇山で火山性微動の振幅が拡大、噴火警戒レベル2(火口周辺規制)が継続

ウェザーニュース / 2020年7月15日 15時15分

ウェザーニュース

今日15日(水)13:40に、福岡管区気象台は「火山の状況に関する解説情報 第59号」を発表しました。

今日15日(水)11時頃から中岳西山腹観測点南北動の1分間平均振幅がやや大きくなり、1.5マイクロメートル毎秒を超えた状態で推移しています。

これまでに比較して振幅が大きく、火山活動が活発になっている状態です。

噴火警戒レベルは「2」

中岳第一火口では、5月22日に発生した噴火が6月中旬まで断続的に継続しました。

今日は雨雲に覆われていて中岳第一火口の状況は確認できていません。

今回の火山活動の活発化が大きな噴火につながる可能性があるので、注意が必要です。

現在、阿蘇山の噴火警戒レベルは「2」です。中岳第一火口から概ね1㎞の範囲では、噴火に伴って大きな噴石が弾道を描いて飛散し、火砕流が発生する恐れがあります。風下のエリアでは火山灰に加えて火山礫と呼ばれる小さな噴石が遠方まで風に流されて降ることがあるため、注意が必要です。

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