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虹といえば7色! 実は国によって違う?

ウェザーニュース / 2020年7月16日 8時58分

ウェザーニュース

今日7月16日は、7(なな)16(いろ)の語呂合わせから、虹の日と言われています。

ちなみに、みなさんは「虹の色は?」と聞かれたら、何と答えますか?
日本では広く7色と認識されており、色は赤・橙・黃・緑・青・藍・紫の順番で並んでいるとされています。
これは、万有引力の法則で有名なニュートンが発表した考え方です。

しかし、様々な国の虹を調べてみると、共通して7色というわけではないようです。

上図のように、多い国では8色もあり、一番少ない国だと2色となっています。ちなみに、インドネシア(フローレス島)は、赤地に黄・緑・青の縞があるように見えているようです。

色を表現する言葉の違い

では、日本以外の国で出現している虹は、4色や2色なのでしょうか。

いえいえ、国ごとに色の数が大きく異なるのは、実際に見えている虹の色が違うからではありません。
例えば、虹を2色としているバイガ族は、明るい色(赤や黃など暖色系)を赤、暗い色(青や紫など寒色系)を黒とザックリ分けているようです。同じ色を見ていても、その色を表現する言葉があるのか、ないのかで虹の色数も変わってくるということです。

色の数は見方次第

「虹は何色か」と質問された時に、世界で解答の仕方が変わってくるという話もあります。
日本やアメリカ、フランスなどは「◯色」とはっきり答えます。しかし、ロシアなどでは「色々」「しいて言うなら◯色じゃないかな」など虹の色が何色なのか固定しません。
つまり、“何色あるか”というよりは、“何色と見ようとするのか”ということが大きな違いにつながっているようです。

次回虹を見つけた時は、7色という概念をいったん忘れ、何色に見えるのか試してみるのも楽しいかもしれませんね。

参考資料など

【参考・参照元】
村上彰(2012)「世界の虹の色と色文化との関連」東京工芸大学芸術学部写真学科
虹の色は何色かhttp://www.kanda-zatsugaku.com/100709/0709.html


写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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