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コロナの夏、冷房病を癒してくれる3つのツボ

ウェザーニュース / 2020年7月26日 13時0分

ウェザーニュース

新型コロナ対策で家に籠ることが多い今年の夏は、例年以上にエアコンで体調を崩すかもしれません。冷房病を改善するツボを3つ、源保堂鍼灸院(東京都渋谷区)の瀬戸郁保先生に教えてもらいました。

冷気から身体を守る附分(ふぶん)

夏の蒸し暑さを忘れさせてくれる冷房はありがたいのですが、そもそも夏は冷房病になりやすいといいます。

「冷気は皮膚から侵入してきますが、皮膚の厚さは季節によって変わり、冬は身体の熱を逃がさないように厚くなり、夏は熱を逃がそうと薄くなります。つまり夏は冬に比べて冷気によわくなっているので、冷房病に注意が必要なのです」(瀬戸先生)

そこで大事になるのが皮膚の密度、東洋医学でいう腠理(そうり)です。皮膚が薄くても、密度が高ければ冷気が入ってくることはないと言います。

「腠理を強くするツボの附分を押すといいでしょう。肩甲骨の内側の上端角、猫背になって押すと痛くなる部分にあります。人によっては凝っていて少しポッコリしています。中指で3~5秒間、数回押すと効果的です」(瀬戸先生)

押すと身体が温まる腎兪(じんゆ)

たとえ冷気が入ってきても、身体が十分温まっていれば、冷えを防ぐことができます。

「人の身体には、いつも『気』が巡っていますが、腎兪(じんゆ)というツボは『気』を温めてくれる効果があり、冷えによるぎっくり腰や婦人病にも効くとされています。ちょうどウエストの一番くびれた部分の背骨の両脇で、押すとズーンとした痛みを感じるところにあります。手を当て、グーッと押したり、後ろに身体を反らすと、自然と腎兪が適度に刺激されます」

身体の免疫力を上げる章門(しょうもん)

胃腸が冷えると免疫力が下がるとされるのは東洋医学も現代医学でも同じです。冷房病で免役力が低下すると、夏風邪や新型コロナに感染しやすくなります。

「夏は冷たい飲み物やかき氷、アイスなどで胃腸を冷やし、消化力が低下しがちです。そういうときは、胃腸の機能を上げ、免疫力を維持するツボの章門を押してください。

胃腸の『気』の巡りも良くするので、胃腸を冷やしたりしてできてしまった身体の湿気を流すのにも有効です。肋骨下側に沿ってなぞるとお腹の真横の部分にあります。体の横に下ろした腕を90度に曲げたとき肘があたる場所です。ゆっくり押し込むように15回ほど刺激すると効果的です」(瀬戸先生)

冷房病になると身体が冷えてつらいだけでなく、夏風邪をひいたり、夏バテにつながったりします。いつもと違うコロナの夏は家に籠もる人も多いでしょう。冷房病を予防したり癒してくれるツボを覚えて、この夏を乗り切ってください。

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