西日本、明日にかけ大雨に警戒 強雨の範囲は東へ

ウェザーニュース

今日7月24日(金)は、梅雨前線や湿った空気の影響で西日本を中心に強い雨が降っています。

九州では昼前にかけて局地的に猛烈な雨が降りましたが、午後は強雨のピークを越えるところが多いとみています。

一方、広島県など中国地方では今夜にかけて、高知県や徳島県、和歌山県では明日にかけて、激しい雨が降るところがあり、大雨となるおそれがあります。兵庫県など関西や岐阜県など東海も注意が必要です。

九州では24時間で200mm近い雨を観測

観測された24時間雨量

昨夜からの大雨により、大分県日田市の椿ヶ花で24時間雨量195mmを観測するなど、九州では大雨となりました。

熊本県天草市の牛深では1時間に86.5mmの猛烈な雨を加速するなど、激しい雨の降ったところもありましたが、幸いにも前線の位置が移動しているため、同じ場所で数時間にわたり猛烈な雨が降り続くことはありませんでした。

雨雲はさらに東に移動していて、九州では大雨のピークは越えつつあるものとみられます。ただ、雨が弱まってから川が増水するおそれがあることや、これまでに降った雨で地盤が緩んでいるため、増水した川や急な斜面、冠水している道路などの危険な場所には近づかないでください。

猛烈な雨が数時間続くおそれも

雨雲レーダー

一方、広島県などの中国地方では今夜にかけて、高知県、徳島県、和歌山県などでは明日にかけて断続的に強い雨が降り、場合によっては線状降水帯が形成されて数時間にわたり猛烈な雨を降らせるおそれがあります。


また、兵庫県など関西や岐阜県など東海でも雨が強まり、断続的に強い雨が降る予想です。兵庫県では既に土砂降りの雨となっているところがあります。

連休中の総雨量は500mmに達するおそれ

明日25日(土)にかけて、四国などではさらに200mm以上の雨が降るところがある予想で、連休中の総雨量は多いところで500mmに達するおそれがあります。

河川の氾濫や土砂災害、道路冠水や家屋の浸水等に警戒し、随時最新の気象情報や避難情報を入手するようにしてください。逃げ遅れによる人的被害をなくせるよう、早めの避難を心がけてください。

参考資料など

写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）