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台風3号(シンラコウ)発生 日本への影響なし

ウェザーニュース / 2020年8月1日 16時46分

ウェザーニュース

8月1日(土)15時、トンキン湾で発達中の熱帯低気圧が、大型の台風3号(シンラコウ)になりました。

▼台風3号 8月1日(土)15時
 存在地域   トンキン湾
 大きさ階級  大型
 強さ階級   //
 移動     西北西 15 km/h
 中心気圧   994 hPa
 最大風速   18 m/s
 最大瞬間風速 25 m/s

ベトナム・ラオス方面へ

台風3号はこの先もあまり発達はせず西進し、ベトナム北部へ上陸して熱帯低気圧に変わる見込みです。日本への影響はありません。

ハノイなど台風の進路に近い地域に滞在していらっしゃる方は強風や大雨に十分注意してください。

台風の発生は1か月半ぶり 7月に台風発生ゼロは統計史上初

平年の台風発生数

台風の発生は6月12日に発生した台風2号以来で、約1か月半ぶりの台風発生となります。

平年の7月の台風発生数は3.6個ですが、今年は1つも発生しませんでした。これは1951年からの統計史上初のことです。

ただ今年も、8月以降は台風が発生しやすくなる見通しです。大雨や暴風への備えを今一度ご確認ください。

別の熱帯低気圧が沖縄に接近中

熱帯低気圧情報

一方、フィリピンの東では別の熱帯低気圧が発達中です。気象庁は、この今後12時間以内に台風に発達し、沖縄地方に接近する見込みとしています。

こちらの熱帯低気圧は明日2日(日)の夜から3日(月)にかけて、沖縄の先島諸島に接近する見込みです。

八重山地方や宮古島地方では週明けにかけて雨の降るところがあり、急な強い雨や落雷、強風、高波に十分な注意が必要です。側溝の掃除や飛ばされやすいものの屋内待避、停電に備えた電源の確保など、早めに対策をするようにしてください。

一方、本州方面では太平洋高気圧の勢力が強いため、熱帯低気圧の影響はない見込みです。

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風3号の名前「シンラコウ(Sinlaku)」はミクロネシアが提案した名称で、コスラエ島の伝説上の女神の名前が由来です。

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