8月らしい暑さ 東京も4日ぶりの真夏日に
ウェザーニュース / 2020年8月1日 16時0分
8月に入り、ようやく関東甲信地方と東海地方でも梅雨が明けました。
今日1日(土)は東日本や西日本はよく晴れて、強い日照と上空の暖かい空気の影響で気温が上がり、真夏らしい厳しい暑さとなりました。
東京都心でも正午過ぎに気温が31.8℃まで気温が上がり、4日ぶりの真夏日になりました。
東海や九州で35℃以上の猛暑日に
16時までの最高気温が最も高かったのは岐阜県の多治見で、35.5℃を観測しました。
35℃以上の猛暑日の地点数は6地点と昨日よりは少ないものの、30℃以上の真夏日地点数は482地点となって7月20日(529地点)に次いで今年2番目に多くなりました。
明日も35℃前後の暑さに
![](https://smtgvs.weathernews.jp/s/topics/img/202008/202008010125_box_img1_A.jpg?1596265450)
明日14時の暑さ指数(WBGT)の予想
明日2日(日)も太平洋高気圧に覆われて、西日本や東日本では夏空が広がります。東海以西の各地では再び35℃前後まで気温が上がる地点がありそうです。熱中症予防の目安となる暑さ指数(WBGT)で見ても、最上級の「危険」ランクとなるような暑さが予想されています。
こまめな水分・塩分補給、冷房の使用などで、しっかり熱中症対策を行うようにしてください。長い梅雨や外出自粛などの影響で体が暑さに慣れていないと、いっそう熱中症の危険性が高くなります。また、マスクの着用も放熱を妨げることに繋がりますのでお気をつけください。
暑さ指数とは:「厳重警戒」ランク以上で熱中症患者は急増
暑さ指数(WBGT)は国際的に用いられる指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい湿度、日射・輻射など周辺の熱環境、気温の3つの要素から計算されています。
熱中症患者発生率との相関が気温よりも良好で、暑さ指数が「厳重警戒」ランク以上だと熱中症患者が著しく増加することがわかっています。また、暑さ指数が「危険」ランクの場合は運動は原則中止すべきとされています。
環境省と気象庁は今年から一部地域で、暑さ指数が「危険」ランクの中でもさらに重要度の高い暑さ(WBGT:33以上)が予想される場合に「熱中症警戒アラート」を発表することを決めています。この画像中では、暗い赤色で塗られた部分がその閾値以上に相当します。
参考資料など
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
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