夏のめまい、それは気象病かもしれない!?

ウェザーニュース / 2020年8月11日 5時40分

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暑さがピークを迎えるこの時期、めまいを覚えたら熱中症を疑う人は多いと思いますが、めまいの原因はさまざまです。放っておくと命に関わることもあり、体が発するサインを見逃さないでください。

めまいの原因はさまざま

「めまいと一口に言っても、その原因はさまざま。耳の異常によるメニエール病、脳の異常による脳血管性めまいなどもあるので、めまいが続くようなら病院で診てもらってください。一方で、この時期には気象病によるめまいが少なくありません」というのはウェザーニューズ気象病顧問アドバイザーで愛知医科大学客員教授・中部大学教授の医師、佐藤純先生です。

気象病としてのめまいは、
(1)熱中症の初期症状
(2)冷房と外気温の温度差
(3)台風の接近などによる気圧変化があるといいます。

熱中症の初期症状でめまいも

暑い環境での作業や炎天下でめまいを覚えたら熱中症が疑われます。

「熱中症の初期症状に、めまい、立ちくらみ、一時的な失神などがあります。体にこもった熱を逃がそうと皮膚の血管が広がるため、脳の血流量が減り、こうした症状が出るのです。放っておくと意識を失い、命にも関わることがあるので、冷房がきいた部屋や涼しい日陰で休み、体を冷やして水分を補給してください」(佐藤先生)

冷房と外気温の寒暖差でめまいや頭痛

冷房がきいた屋内と高温の屋外との寒暖差がめまいを誘発することがあります。

「冷房病は、体の冷え、肩こり、首こり、頭痛といった症状が知られていますが、めまいを伴う人がいます。寒暖差が原因なので、冷風を直接受けない、冷房温度を下げすぎないといった工夫が必要です」(佐藤先生)

台風接近など気圧の変動でめまいも

台風が接近すると気圧が急に下がりますが、気圧変化でめまい、頭痛、関節痛などの症状が現れる人がいます。

「私が診ている気象病の患者さんは、台風の進路予報でいつ頃近づくのかわかるので、事前に頭痛薬や鎮痛剤、酔い止めなどで予防しています。気圧対策用の耳栓を使っている人もいます。気圧変化による頭痛、めまい、関節痛などは対策次第で軽減することができるのです」(佐藤先生)

夏のめまいは、熱中症、寒暖差、台風接近による気圧差などが原因になることが少なくありません。しかし、めまいの原因はさまざまです。めまいが長引くようなら、他の原因によるのかもしれないので、病院で診てもらってください。

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