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キュウリは「ぬか漬け」で栄養価がグンと上がる!?

ウェザーニュース / 2020年8月12日 10時55分

ウェザーニュース

夏野菜の漬物と言えば、キュウリを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
キュウリの成分はほぼ水分で、ほかには少量のカリウムとビタミン類が含まれているのですが、「ぬか漬けにすることでキュウリの栄養価が高まるのでおすすめです」と管理栄養士の柴田聡美さんは言います。

ぬか漬けにすることの効果

ぬか漬けに使われるのは米ぬかですが、米ぬかにはビタミンB1が豊富に含まれているそうです。

「ビタミンB1は水溶性なので、漬けている間にキュウリに浸み込んでいき、漬ける前と比べてその量が約9倍になります。ビタミンB1は糖質を素早くエネルギーにに変えてくれ、疲労回復に役立ち、皮膚や粘膜の健康を保つ働きがあると言われています。

また、カリウムは生のときの約3倍、ビタミンCは約1.6倍にもなります。カリウムには利尿作用、ビタミンCには免疫力を高め、疲労を回復する効果が期待できるので、暑さでバテやすい夏には、キュウリのぬか漬けは最適なのです」(柴田さん)

ぬか漬けを食べるときの注意点

日本の伝統的な発酵食品の一つであるぬか漬けには、他にも期待できる効果があると言います。

「ぬか漬けには、乳酸菌が豊富に含まれています。乳酸菌は、疲れた腸の調子を整える助けにもなるので、上手に取り入れて夏の健康維持に役立てましょう。ただし、一般的にぬか漬けは塩分も多く含まれる食べ物なので、摂りすぎにならないように注意しましょう」(柴田さん)

ぬか床を一から作るのは大変ですが、最近ではより簡単に作れて、冷蔵庫で保管できる手軽なものも販売されています。自宅で過ごす時間が増えた今、自分流のぬか漬け作りをおすすめします。この夏はぬか漬けの発酵パワーを活用しましょう。

参考資料など

文部科学省「食品成分データベース」(https://fooddb.mext.go.jp/index.pl)

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